トラブル対応

当社で開発～製造した某ブランドのクレンジングゲルが大事（おおごと）になっている。久しぶりの大問題。
新処方で先月（6月）に発売されたんだけど、出荷して1ヶ月もしない内にいきなり分離。オイルゲル処方なんだけど、ゲル構造が経時で崩れオイルを除放してしまう。安定性試験（加速試験、過酷試験）も量産試験（実際の製造装置を用いたリハーサルみたいな試験）も、全て抜かり無く実施したのに、こんな短期間でしかも相当激しい分離を起こした。しかも、初回6万個近く出荷しているもんだから大変。あまりに大変なもんだから、当事者であるボクもこんな事をつい口走っちゃう。

さあ、集まって

って事で、社内関係者6名が昨夜20時30分に緊急集合。
トラブル対応チームを急遽編成し、原因追及を担当する班と応急処置を担当する班に分かれ、それをボクが統括する事でチーム連携を発揮する、そんな対応のロールプレイングを繰り返した。
うん、よし。これならどうにか乗り切れそうだ。と目処がついたところで時計の針は日付を変えて今日の0時30分。じゃあ一先ず解散しよう。また明日（正確には今日）の朝からヨロシク！

夜が明けて原因追求班は研究室で粛々と検証実験を行う（上の写真）。
自分たちが関わった仕事のトラブルだから、休日返上で収束にあたるのは当然と言えば当然。でも、なかなか率先して出来る事じゃないよね。しかも、トラブル対応チームじゃない社員（製剤チーム・明石君）も良く見たら出勤して作業してるし。

君んち遠いのにありがとね...

ボクは午前中に子会社の役員会があったら、午後になって研究所へ行ったんだけど、原因追及班と明石君以外にも営業部長が出勤してた。少ししてから評価技術部長が出勤してきて、さらに少ししたら基礎研究部長がアイスの差し入れを持って来てくれ、頑張る後輩たちを笑い和ませ応援してくれた。
工場では製造部の部長コンビも出社していて、ケーキの差し入れとトラブル対応に役立つ情報をメールで飛ばしてくれていた。

ふーん、、いい会社なんだな

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