乃木坂46 5期生版セーラームーンが2024412日から29日までIMMシアターで劇場公演が行われました。

 

私は今回初めて乃木坂のセーラームーン公演を観ました。

とても歴史と人気のあるコンテンツ、乃木坂でも過去に数回公演が行われていますね。

当時出演者に推しがいなかったことで観るチャンスがありませんでした。

 

今回は5期生が全員出演という非常に恵まれた環境の中で、それぞれが個性のある役柄を演じきったと思います。


 

乃木坂をずっと見てきて素朴に思うこと。
 

 

乃木坂って他のアイドルとどう違うの?

乃木坂の特徴って何?

 

と自問自答し続けています。

 

その答えの一つが早い時期にいわゆる、アイドル活動(歌・ダンス・バラエティ)だけでなく、演技をするという活動に恵まれて全員がチャレンジしてきたことが挙げられると思います。

 

それは1期生が当時AKB48の公式ライバルというキャッチフレーズで登場し、グループとしての差別化を突きつけられたことから始まっています。

 

運営が選んだのは、「プリンシパル公演」という演技をすること、そこでメンバーを毎日競争させ、配役を決めるということでした。

 

最初のプリンシパルはある意味、地獄のようなシビアな過程と結果が待っていました。

ほとんどのメンバーが演技をしたことがないというだけではなく、その時点での年齢的な成長度合いや、芸能活動そのものに対するモチベーションの違いの差が顕著に出てしまったからです。複数のメンバーが、アイドル活動自体から離脱する可能性すらある、過酷なものでした。

 

しかし最終的な結果として1期生はそこである意味の芸能界の競争の過酷さを学び、チャレンジして必死に食らいついていくことの重要性を知ったのだと思います。

(私の古いブログを掘っていただくと、1期のプリンシパル公演を詳細にレポしています)

 

その後プリンシパルは12期で3回の公演をこなしました。

また、3期、4期にも受け継がれ、それぞれの期生のプリンシパル公演を経験しました。

それらの公演を通じて、アイドル中はもちろん、アイドル後のセカンドキャリアとして、多くのメンバーが演技の世界で活躍しています。

 

そして、そのこと自体が乃木坂らしさの一つにも確実になっているのだと思います。

 

そして、20225期生が登場しました。

34期がしっかりと繋いできた乃木坂のバトン。

5期生には素晴らしいメンバーがオーディションで選ばれて登場しました。

 

アルノはいきなりセンターを任されました。

2023年の夏ツアーでは井上和さんがツアー座長として、全国を回ってきました。

その後も5期生ライブ、アンダーライブ、新参者公演など、この2年間5期生は全力疾走で駆け抜けてきました。

 

こんなにこき使うと重圧で潰れてしまうのではないか?

5期生だけ優遇されてずるいなあ。

 

という心配や、羨望のまなざしが5期生には常に向けられています。

 

前置きがいつものようにとても長くなりました。。。
 

 

2024年に待っていた、5期生のあらたなる試練は

「乃木坂46 5期生版セーラー・ムーン」でした。

 

5期生ファンの中には、5期生はプリンシパルはいつやるのだろうか、と思っていた人も多かったと思います。

 

ダブルキャストでの「乃木坂46 5期生版セーラー・ムーン」(以下セラミュ―)、そう来ましたか!と膝を叩いた人もいたでしょう。

 

5期生11人、ちょうど他のミュージカルが決まっていた、奥田いろはちゃんをビデオ出演のクイーン・セレニティにして、ちょうど2チーㇺ。

まさかとは思いますが、セラミュ―をやるために5期生を11人にしたのではないかと疑ってしまうような、人数配分になりました。

 

いままでの乃木坂セラミュ―に参加したのは下記のメンバーになります。

 

 

 

 

 

 

いずれも演技や歌うことに貪欲で、セーラームーンが大好きなメンバーだったんのでしょう。現役女優として活躍しているメンバーも沢山いますね。

私は個人的にある舞台で渡辺みり愛さんを卒業後に観ましたが、非常にプロフェッショナルで素晴らしい女優さんになっていました。

 

 

そして、5期生セラミュ―は下記のTEAM MOON と TEAM STARに分かれました。

 


 

 

 

 

私はアルノの出ているTEAM STARを現地で1回観劇し、配信で3回みました。

TAEM MOONは配信で3回観ました。

 

5期生をべた褒めすると、叩かれそうですが、、、

本当に2チームとも素晴らしい発声での演技、歌唱、殺陣、ダンスでした。

この公演は周りを固めるプロの女優陣がいて成り立っていることも痛感しましたし、彼女達を通じて、5期生は本当に多くのことを学び、経験したのだろうなとブログなどを見て思いました。

 

乃木坂ファン以外の多くのセラミュ―ファンの方々にも、満足していただける公演になったことを願っています。

 

TVアニメ版セーラームーンが始まってから、32年。

ちょうど32年前、私の娘が成長過程でしたので、毎週かかさずに観ていました。
 

女の子ならば誰もが一度は憧れるセーラー戦士たち。

5期生たちは、まさに乃木坂の未来を背負う戦士として、いろんなチャレンジをしています。

現役の3期、4期生はもちろん、いなくなってしまった12期生たちが残してくれた、素敵な乃木坂の伝統と記憶をしっかり受け継いでくれているのではないでしょうか。

 

以下はXなどでたまに見かけることに対しての私の個人的な考えです。

 

今の乃木坂は3期、4期が本当に素晴らしいチームを継承していて、そのことが12年以上たった今も乃木坂が色あせずに活躍できている一番の原動力だと思っています。

そのプラットフォームがあるからこそ、5期生はそれぞれの持っている特徴や個性を活かせている。

乃木坂は、選抜もアンダーも期生もみんな含めて乃木坂です。

だから、ファンもそういう視点で推しのメンバーはもちろん、乃木坂というONE TEAMを応援して欲しいなとずっと思っています。

 

今はKPOPアイドルやダンスグループがとても脚光を浴びている時代。

サブスクの再生回数も驚くべきものがありますね。

でも、だからこそ今乃木坂のようなグループが継続していくことも大切な時代なんなだと思います。

 

ことし13年を迎える乃木坂にとって、守らなければならない物と、新たに切り開いていかなければならないものがあります。

 

3期生、4期生もそうであったように、5期生、まだ見ぬ6期生が、それぞれの個性で新しい乃木坂、今までの乃木坂にONしていけるような環境をファンも作って行き続けたいな、と切に思います。

 

それでは、今回の「乃木坂46 5期生版セーラームーン」のそれぞれのメンバーに対する、個人的な感想を書きます:

 

TEAM MOON

 

セーラームーン(井上和)


 

5期生のエースの看板を背負っている和ちゃんは主人公月野うさぎ、セーラームーンですね。しかし、アニメのキャラクターは実際の和ちゃんとはかなりギャップのある性格なのではないかと思います。主人公でなければ演じられない部分や、セリフ、感情の変化にしっかり対応していたなという感想です。舞台・ミュージカル向けの発声もしっかり太い声でこなしていたと思います。この舞台を通じてさらに成長した和ちゃんを乃木坂ライブでもみたいなと純粋に思いました。
 

セーラーマーキュリー(小川彩)

あーやの役は天才頭脳を持つ水と知性の水野亜美、セーラーマーキュリーですね。ショートカットもよく似あいますね、歌やセリフもしっかりとした発声で聴きやすかったと思います。もともとダンスにもセンスのあるあーやです。ミュージカルの振り付けや、殺陣もカッコよかったですね。すでにライブでもそうですが、5期生最年少とは思えない対応ぶりが将来性を感じます。

 

セーラーマーズ(岡本姫奈)

今回の舞台で一番の驚きはおかひな、こと岡本姫奈さんですね。ミュージカル適正が高いのか、舞台適正があるのか、とても自然に演技やダンス、殺陣に取り組んでいました。恐らく元バレエダンサーであることが大きく影響しているのでしょう。本人も楽しそうにこの舞台に立っているように感じました。また、指先まで美しい振り付け、演技が素晴らしいと思いました。恐らく私のように感じた方は多いのではないでしょうか。やや苦手なのかなと思っていた歌にもミュージカル発声がとても良い影響をしてました。乃木坂ライブや、超スター誕生でも今後期待できますね。

 

セーラージュピター(五百城茉央)

まおちゃんはちょっと不良っぽい転校生のまこちゃんこと、木野まこと、セーラージュピターですね。ボーイッシュでちょっとヤンキーで少し影のある役処は女性に人気があるのではないでしょうか。長身でスタイル抜群のまおちゃんは舞台映え・衣装映えしますね。舞踏会のシーンが印象に残りました。殺陣の対応もばっちりカッコ良かったですね。

 

セーラービーナス(池田瑛紗)


 

てれぱんは、愛と美貌の愛野美奈子こと、セーラーヴィーナスですね。アニメからそのまま抜け出したようなてれぱんはこの役にハマっていましたね。金髪長髪にポニーテールにリボンがこんなに似合う人はなかなかいないですよね。セリフもカッコよかったです。後半のセンター的ポジションをしっかりこなしていました。他のアイドルにはいない、独特の雰囲気を持っているてれぱんには、セーラームーンのような2.5次元の舞台は実はうってつけなのかもしれませんね。お稽古中のケガを乗り越えて千秋楽までよく頑張りました!

 

 

TEAM STAR

 

セーラームーン(菅原咲月)


 

名前に月の字を持つ、さっちゃんこと、菅原咲月さんは当然主人公セーラームーン役ですね。

乃木坂でも5期生曲センターを2番目に任されていることから、運営の期待も和ちゃんと同等以上にあるのでしょう。和ちゃんと咲月ちゃんが同じ5期生にいることは、奇跡のような期生であると以前から思っています。近い将来選抜センター立つことは間違いないでしょう。

セーラームーンの役どころはもしかすると、和ちゃんよりもキャラ的にはハマっていたのかもしれませんね。ライブでも、舞台でも天性のオーラを持っている人だと改めて感じました。お団子頭は本当によく似合っていましたよ。アンダラで観られるのが楽しみです。

 

セーラーマーキュリー(中西アルノ)


 

さて、推しの登場です。アルノはこの舞台の最中のモバメやブログでとてもポジティブな発信を続けていました。ミュージカルに対する憧れが強いのでしょう。楽しめている姿が印象的でした。得意の歌唱部分は流石のパフォーマンスでしたね。演技をするに目覚めて、将来のキャリアにさらなる拡がりを持てればよいなと感じました。

 

セーラーマーズ(一ノ瀬美空)


 

みーきゅんは、ブログでこの役が自分とは対照的なキャラクターであると書いていました。

それは逆に言えば演技することが沢山あり、今までとは違う自分になれるチャンスにもなりますね。事実この役を通じてみーきゅんの持っている、色気のようなものを感じました。巫女も変身後のマーズ衣装もとても似合っていましたし、大人っぽい雰囲気が漂っていました。彼女の持っている対応能力の高さを見せてくれたセーラーマーズだったのではないでしょうか。

 

セーラージュピター(冨里奈央)


 

なおなおかっけーと思わず心の中で叫びました。宝塚の男役をこなせそうなセリフ発声はスター誕生でも発揮していましたね。チョイ悪のジュピターをしっかりこなしていたのではないでしょうか。殺陣の切れもよかったですよね。なおなおに焼きを入れてもらいたくなるファンが更に急増しそうですw

 

セーラービーナス(川﨑桜)


 

私の周りにはさくたん推しが多いのですが、このセーラービーナス役で更にファンが増えるでしょうね。ビジュアル的には、今回一番セーラー戦士が似合っているのが、さくたんかもしれません。乃木坂では5期生曲「17分間」でのセンターでグループ内の先輩からも高く評価されていますね。彼女もセンター適正が高く、将来は選抜センターになるような素材なのだと思います。ザ・アイドルの素晴らしい演技を担当しました。

 

クイーンセレニティ(奥田いろは)


 

最後に決まっていたミュージカル出演でビデオ出演になったいろはちゃんですね。

クイーンセレニティはセーラームーンの主人公の前世の母という役どころですね。

いろはちゃんはビデオ出演でしたが、尺は意外と長く、落ちついた母親役をしっかりこなしていました。演技でのポテンシャルの高さを感じました。ロミオとジュリエットのミュージカルも楽しみです。最近のいろはちゃんは乗っているなと感じていますよ。


 

 

 以上です。

 

この舞台でメイクアップした5期生とこれからの乃木坂に期待しています!