乃木坂46紅白初出場おめでとうございます。

乃木坂を推し始めて1500日以上経つ者の一人として、感激はひとしおです。


今の乃木坂人気は2011年から見ると信じられないバブルな状況です。

恐らく、運営、メンバー、ファンともにここまで来るとは思っていなかったでしょう。

ただ、一人、秋元氏だけは違うかもしれません。
 
このブログでは何度も書いていますが。。。

乃木坂がなぜ始まったのか。

それは、AKBがあったから。

ソニーがAKBを関連レーベルデフスターでやっていたこと、それを手放したこと。

それが、なければ、ソニーにはAKB48グループというモンスターアイドルしか存在しなかたったでしょう。

しかし、運命の糸はソニーによって、乃木坂46というアイドルをたぐり寄せました。

 
2011年のお見立て会では、異例のソニーミュージックの社長の挨拶ビデオが流されました。

ソニー始まって以来最大のオーディション。

CD販売不況の中、社運を賭けたアイドルが、乃木坂でした。


AKBの公式ライバル。

 
老舗レコード会社ソニーの新しいアイドルグループ乃木坂46のオーディションには、当時ブレークを始めていたAKBの知名度もあり、全国から4万人の少女が集まりました。

映画「悲しみの忘れ方」にも登場するように、必ずしもAKBに、アイドルに憧れた人ばかりではありませんでした。

 
「今の自分を変えたい」「東京に出たい」「ご飯が食べたい」「親が勧めたから」
 
さまざまなモチベーションの中で、ユニークな原石達が秋元氏、ソニーによって選ばれました。

46とは、48よりも少なくても5ヶ月でAKBに追いつく。

途方もないコンセプトでした。

 
AKB48のお姉さんグループ、SDN48が解散した時期でもあり、またダメならすぐ解散になると揶揄した人もいました。

 
秋元氏は「化学反応」という言葉をよく使います。

 
2011年の乃木坂は、AKBにとっての近い将来の化学薬品であったのかも知れません。

 
デビュー曲「ぐるぐるカーテン」のお披露目は、AKB48リクエストアワーの冒頭で「番外」として行われました。AKBの中に公式ライバルという名の劇薬が投入された瞬間でした。

炎上間違いなし。乃木坂ファンは一斉に嫌悪感を示し、SKEファンは公式ライバルはSKEではないのか、などという騒ぎになったのも計算された演出だったと思います。

セカンドシングル「おいでシャンプー」では、指原さんとの同時発売でのガチンコ勝負をしました。指祭りなども開催された時期でした。


AKB48新聞では、乃木坂コーナーが常に存在し、NOGIBINGOや、乃木坂46 SHOWなど、乃木坂ファンを刺激しつつも、常に公式ライバルとして、化学反応に晒されてきた4年間でした。


今年の紅白には、SKE、HKTが出場しません。

これもひとつの時代の流れだなと感じます。

 
そして、来年には欅坂46がデビューするでしょう。

もしかしたら、発売日は2月22日を選ぶかもしれません。

新たな化学薬品は既に投入され、化学反応が凄い勢いで起きていることを現場で実感します。

 
しかし、それは4年前に乃木坂が化学薬品として投入されたこととなんら変わらないのです。


今度は追われる立場になる乃木坂46。

乃木坂第1章は紅白で締めくくられます。

 
第2章の乃木坂。

紅白の後にどんな変化、進化をしながら新しい化学反応を起こすのか、これからも見守っていきたいと思います。。。