超能力研究部の3人、を3回観ました。

試写会での舞台挨拶、初日舞台挨拶にも行ってきました。

今回の映画は雑誌やマスコミに数多く取り上げられ、作品の中で使われている特殊な手法が話題になっています。

映画での役、アイドルを演じるアイドル、アイドル本人。 大まかに言われているのはこの3つのレイヤーです。

しかし、その後ムック本(ファン必読です)や、男おばさん(フジTV)等を観るうちにもう一つのレイヤーが見えてきました。

それは何か。。。

普段アイドルを演じながら、普通の17~22歳を悩みながら、しかしアイドルという仕事をしている本当の日常。

私の20歳の頃を思い返してみても、この時期に何をしていたのか。どんなことを考えていたのかわかりません。

少なくともこの時期に何かを確立していたり、人生の全てが決まってしまうような信念は持ってはいなかった。。。

日々あがき、もがきながら自分って何と考えたり、将来への漠然とした不安を抱えながらアルバイトなどをしていたのかも知れません。

そのことを思い出しながら、この映画の価値やら、評価を考えることはナンセンスだなと感じるようになりました。

それは、この映画には彼女たちのプロセスが映っているだけだから。

それも、恐らくこの映画が撮影された頃、3月~4月でしょうか、その頃のプロセスです。

そして、公開されてからは、マスコミの取材や試写会、舞台挨拶、TV出演している時点でのプロセスがあり、それを合わせてみているファンがいる。

そんな流動的なレイヤーを楽しむことも、この映画の楽しみ方かなと感じます。

橋本奈々未がムック本に書いていることを非常に興味深く読みました。

「自分のいやすい環境を作るために行動しているだけ」

彼女はアイドルは仕事としてとらえているようです。

そのプロ意識とは、その時点の自然な自分を見せようとするプロセスのことなのかもしれません。

なぜならばそれが一番難しいから。

もうすぐ22歳になるななみん。

周りは大学を卒業して、社会人になっていく時期。

4年目のアイドル活動の中で何を見せてくれるのか。

私は今まで通り、ただそのプロセスを見ていようと思います。。。