スクウェア4作品

>概要
スクウェア4作品とは、スクウェアがサテラビュー向けに提供したオリジナルゲーム。
『ダイナマイ・トレーサー』
『恋はバランス たとえばK君の多忙な一日編』
『ラジカル・ドリーマーズ -盗めない宝石-』
『トレジャー・コンフリクス』
の4本が放送された。
放送時期は1996年1月下旬から3月上旬。以降の再放送はされなかった。

 

>市場価値
サテラビューのデータ受信はすべて無料だったが、
人気メーカーであるスクウェアが作ったオリジナル作品ということ、
放送時期が1996年1~3月のみで、それ以降は全く再放送されなかったこともあり、
スクウェア4作品のゲームが保存された8Mメモリーパックはプレミア化。
プレミア価格はやりとりされる場所ごとに異なるが、
目立った店や通販サイトでは2000年代には4万円、2010年代には3万円で取引されていた。
8Mメモリーパックが5000円、サテラビュー本体セットの18000円を加算しても23000円であるが、
それよりも高い価格水準で取引され続けていた。

>放送前後の2社の取引関係
任天堂が1995年4月23日からスタートしたサテラビューにおいて、
約1年、スクウェアはサードパーティメーカーとして参画。
当時から注目され、発売後も長年人気を誇ることになる『クロノ・トリガー』は、
サテラビュー用衛星放送プログラム「スーパーファミコンアワー」サービス開始を前に、
ご注文ハガキと一体化したサテラビューガイドブックを封入して1995年3月11日に発売した。

スクウェアはスーパーファミコンアワー開始直後から
『クロノトリガー ミュージックライブラリ』
『クロノトリガー キャラクターライブラリ』
『クロノトリガー ジェットバイクスペシャル』
の3本のソフトを提供、放送した。

ラジオ番組『ゲーム虎の大穴』ではクロノ・トリガー開発者のゲスト出演、
雑誌「サテラビュー通信」では、衛星事業に対するインタビューに応えるなど、
またレギュラー番組として夏休みの王様からの9月末まで
FF CLUBの放送や10月から3月下旬までスクウェアまがじんを放送、
雑誌「サテラビュー通信」では、衛星事業に対するインタビューに応えるなど、
サードパーティの中でも、積極的に事業参加していた。

 

>『クロノ・トリガー』とサテラビュー作品の開発スタッフ一覧図

スベアキ(Ryo Saito) (@Subeaki)氏pixivより。
https://www.pixiv.net/artworks/92823579


任天堂とスクウェアは『スーパーマリオRPG』を共同開発し、1996年3月9日に発売。
だが、その後スクウェアは1996年4月5日発売の『ルドラの秘宝』、
1996年5月24日発売の『トレジャーハンターG』(開発はスティング社)を最後に、
スーパーファミコンへのゲームソフト供給を終了する。

1996年3月8日発売予定だったニンテンドウ64が、1996年6月23日に延期発売されるが、
スクウェアはソニーが発売していたプレイステーション(1994年12月3日発売)への移行を決定。
また、ゲームをコンビニ展開にシフトするデジキューブ社を1996年2月6日に設立する。
4月には、コンビニ店内で商品販促ができる委託放送業務認定を取得し、
サテラビューという衛星放送事業を展開した任天堂の方針と対立。
また、翌年にはゲームをコンビニ物流にのせ、旧来の玩具店物流に限定していた任天堂の面目をつぶす形となる。
これにより、任天堂はスクウェアを個別に取引停止、両社の関係は断絶状態となってしまう。

スクウェア4作品が放送された後、1996年4月~2000年6月のサテラビューサービス中に、
一切の再放送がされなかった背景としては、当時の両社の関係も考えられる。

その後、スクウェアと任天堂とで取引が再開されるようになったのは2002~2003年。
和田洋一さんがスクウェアの社長に就任し、エニックスとの合併でスクウェア・エニックスを設立、
任天堂の山内溥社長が設立したゲーム開発者支援基金ファンドQへ参加し、
新しいFFとしてゲームキューブ用RPG『ファイナルファンタジークリスタルクロニクル』を
開発するようになって、任天堂ハードの市場にソフトを供給できることとなった。
https://note.com/waday/n/n01b4c3ec81b8
https://www.nintendo.co.jp/wii/interview/rfcj/vol1/index3.html
https://www.gamer.ne.jp/news/201606050011/
携帯機として人気を集めていたゲームボーイアドバンス向けに
FFシリーズのリメイクを発売できるようになった。
ニンテンドーDS向けにも『クロノ・トリガー』を移植するなどの展開をみせる。

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筆者:halki
監修:ハリー堀田

記事制作にあたり、かべ新聞、虎の大穴マガジン等の記事等

一部引用、参考にしています。
今回協力して頂いたスクウェアが大好きな
halki氏、市長queen氏、スベアキ氏に感謝します。
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