宿替わりに乗った青函連絡船は夜明け前に函館港に到着した。
今から30数年前の地方都市には24時間営業の店など望むべくもなく、
五稜郭まで歩いて開いたばかりのミスドに救われた。
幕末時代が高校時代から好きだったので、
土方歳三終焉の地「五稜郭」を一人ハイテンションで見学した。
駅へ戻り、ローカル線で松前へ。
松前城で幕末ロマンに浸り、市内のユースホステルに泊まった。
旅館が営む見事に外れの宿で、夕食のおかずは煮魚ともずく酢のみ。
煮魚の苦手な私はもずくとご飯と味噌汁で空腹をなだめるしかなかった。
「やっぱり食事付きの宿は苦手」
そう思った。
札幌から来た高校3年の女の子達と仲良くなり、
何と函館へ戻る列車も同じだった。
そこで札幌を案内してもらう約束を。
函館では朝市近くにビジネスホテルに泊まった。
夕食は念願のいかそうめんをいただく。
いかが新鮮で甘く、本当に美味しかった!
翌朝の食事は朝市で買い求めた「毛蟹」を一匹丸ごと!!
確か600円位だったと記憶している。
ホテルの部屋に戻ってむさぼり食った。
甘くぷりっとして美味い。
多分生まれて初めて一匹丸ごと食べたと思う。
午後、同期のAと合流した。
彼の知人である牧師さんに函館山へ連れて行ってもらい、
夜景を見せてもらった。
まさしく「宝石をちりばめた」という言葉が当てはまる感じだった。
翌日、Aと別れ一人小樽へ向かった。