月のキレイな夜、風変わりな人が娘に話し掛けた。

やっと見つけました、と。

そしてこれまでの不幸の理由を懇々と語った。

娘は納得したわけではなかったが、理由があれば気が楽になると受け入れることにした。

風変わりな人は「これで貴女は幸せになれますよ」と言い終えると、どこかへと消えていった。

娘は不思議な人が言った「貴女は特別」と言う事を信じ、毎日過ごしていった。

すると、不思議な事に娘は毎日幸せで満たされて過ごせました。



――人の気持ちは持ちようで、理由があったり自分が特別なんだと自分が思ったり、人に言われると何かにも簡単に耐えれたりするものです。考え方次第で景色はまるで違って見えます。

不幸は自分が見せる幻覚で、幸せもまた幻覚です。