(6)真理子の思い

○東京20xx年

小春 「ヒッヒッヒ、もうすぐ地球がほろびるよ、みんな死んじゃうんだアッハッハハッハ・ヒッヒッヒ」

   と虚ろな表情で町を放浪するグラビアタレントの紅井小春(18)その

精神は異常をきたしていた

「みっ 水、水がのみたい」

   と泥水をすすり、住む場所を求めて漂流する人々、あても無く脱出しようとする人間たち

N「ユダの接近により電気も交通も一切麻痺していた。

ライフラインは切断され、世界中のASK本

部に備蓄しているだけであった。

人々は食料を求めて強奪などを繰り返していた。」

○日本近海

同・希望の家

エリカ「どうしようともみ、もうASKの備蓄もほとんど残ってない

 このままでは私たちはいずれ餓死するしかない」

と、ASKの避難村で話すともみと沢乃」

ともみ「そそんなー」

マサヒコ「こんなときのために、と言う訳じゃーないけど 

家で備蓄しておいた豆腐でもたんと食ってくれよ」

   と、リヤカを引いてマサヒコ親子がやってくる

聖子 「けっ、そんなもん腹のたしになんな

いわよ 私はセレブだったんだから」

   とかつてのトップアイドル浜崎聖子(25)

真理子「だったらあんたの分を他の子供達に

あげてよ」

聖子 「いや、それはしゃくだから頂くわ」

ともみ「聖子さんよかったらこっちのゴキブ

リの蒸したのもいかがですか」

聖子 「ゴキブリなんて・・・、そんなに言

うなら食べてあげてもいいわよ」

   とプライドを捨てむさぼり食う聖子

聖子 「でも、以外とおいしい、まさかゴキ

ブリを食べることになるなんて」

   と夢中で食べる聖子

風見 「調理法にコツがありまんのや、他の

皆さんもどうでっか 殺菌 してます

さかい 大丈夫でっせ」

   「ほう、こりゃー以外とイケる」

   ゴキブリやネズミ料理に群がる人々

   「ケッ、ゴキブリやネズミ食ってリャ

ー世話ネーや」

   とふてくされる男性たち

みなみ「まあまあまあ」

   とヒョットコ面でおどけるみなみ

   どっと、笑う人々

優子 「うふっ、みなみったらわざと盛り上げようとして」

N「それは東京がこんな状況になって初めて見せた人々笑い声だった

環境の変化は人間達から笑いを奪っていたのだ」

エリカ「皆さん聞いてください、電力節減のため今日から少しずつ目を暗闇にならしていきますので申し訳ありませんがご協力お願いします」

   と説明する沢乃

   「こんなことだったら、俺も地下室に

非難するんだった」

   と人々の声

真理子「残念だけど地下に非難している人た

ちは 限られた食料を巡って殺人や暴動

、等最悪の状態になっているの

将来を悲観しての自殺者もかなりの数にのぼっているって

たけしさんや一文字さんが苦悶の表情でそういっていたの 

残念だけど地上の方がよっぽど安全 なんだよ」

   と悲しそうに語る真理子

N「そうなのだ、地球が滅びるかもしれないと不安な人々による

人災が世界中で最悪の結果をもたらしていたのだ。

おそらく死亡者だけでゆうに、天文学的な数字になるに違いない

 いまや世界中で絶望と言う名の悪魔が蔓延していたのであった」

   「何とか出来ないのかよ」

   と再び人々

ともみ 「何とかなるわよ、全員が力をあわせれば きっと何とかなるよ

わたしはそう信じいる」

聖子 「それはあなた達ASKの勝手なもうそうでしょ

こんなになったらもうどうにもなんないじゃない 親や友人や親友

だってみんな みんな死んじゃったんだよ 絶望して自殺した人もたくさんいるもううんざりなんだよ、あんたたちの綺麗事にはさ」

真理子「聖子さん、あなた達の気持ちは痛いほどわかる だけど私たち

みんな同じ立場だんだよ いま力あわせないでいつあわせるんだよ 

〔どんな世界に成っても、希望を持つのと諦めるのとでは違うんやで〕って

亡くなった親友が裕ちゃんがいつも そう言ってくれていたんだ、

だからわたしも何があっても絶対諦めない事にした」

と自分に言い聞かせるように語る真理子

マサヒコ 「真理子・ねえちゃん」

   拍手するASKメンバー達

   外は相変らずドンヨリとした雲で覆われていた。

秋葉原 蜥蜴荘12号室


   ある遊園地のジェットコースターに乗って楽しむみなみと優子

   『カタカタカタ』

とレールを昇り始める

『ビューン~』

と勢い良く走るジェットコースター

みなみ「うわーすごいねーえ優子」

優子 「今話しかけないでよー、キャーァキ

ャーキャー」

エリカ「ふふふ、がんばってねー」

   と地上から手を振るエリカとASKの仲間たちやがてコースターはスタート地点に戻ってくる

みなみ「思い切って ここ来てよかったね優子、ねえ優子ってばー」

   突然、視界がぼやける

   『フッフッフッフフ、ワッハッハッハッハッ』

   空が黒く染まり何者かの笑い声が聞こえ、上空に蜘蛛と蛇の怪物が現れ2人を『ギロッ』と睨む   

優子 『ギエーェ』

みなみ(・あんたは誰?何者なの)

  と呟いたところで目覚める2人

玉さん 「おみゃーら、真夜中に『ギャーギ

ャー』騒いどらんでとっとと寝るがや」

   大家の緑川玉代(64)2人を一喝すると独り言を言いながら

部屋を出て行く

   『そうだ、そうだ』

   『どうせまたゴキブリでも出たんだろ』

   とアパートの住人の声

みなみ、優子「シー(すい)ません」

みなみ「しかし、今の夢はなんだったんだろ

う」

優子 「そっそうだね、何事も無ければ良い

けど」

   と同じ夢を見たことに気づかず、汗を拭う2人

N「その頃宇宙の一角では、魔女メディナーが9つの首を持った最強恐竜ユダを操り地球に接近しようとしていた その全身から放たれる破壊のエネルギーによって周囲の星は歪んでいた」

   『キエーキエー』

「ユダが吠えるたびに小惑星帯は次々に消滅していったのだ。」

メディナー「フッフッフッフフ」 

   と不気味に笑う メディナ

(5)【ユダの襲来】

○地球の移動衛星 RIVER

敦子 「チーフ、あれは一体 何です」

真夏 「なんだ、今度は玉ネギでも飛んでいるのか」

   と茶化し、軌道コンピューターを見る真夏

敦子 「飛行船でしょうか」

真夏 「いや、これはまさか」

   と驚く真夏

山里 「どうしたんですか、チーフ」

真夏 「・俺の予想通りだとすれば、これは

ユダに違いない」  

真剣な顔で言う真夏

敦子 「はっ、ユダって」

真夏 「俺も詳しいことは知らんのだが、か

つてアトランティスを亡ぼしたと云われ

る、伝説の怪物らしい」

敦子 「アトランティスって、そんな怪物が

実在するとはとても信じられません」

真夏 「しかしこの航跡は いつか読んだ

本に出てくるユダ以外には考えられない」

敦子 「そっそんな」

真夏 「本当にやつが目覚めたのなら

たぶんこの星は消えて亡くなるだろう

デルクラル神話によると アトランティやかつての

金星文明さえも滅び去ったと云う」

敦子 「ならばどうすればよいのでしょう」

真夏 「どうにもならんさ、見よ この航跡

後を」

敦子 「これは、星が次々に消えている」

真夏 「そのとおりだ、やつが翼を羽ばたか

せただけで、あるいは咆哮しただけで周

囲の星々が消滅している やつが銀河系

に近づくに従って 被害は拡大するだろ

う、いずれここも影響を受ける事になる」

山里 「そんなー」

真夏 「みんな 聞いてくれ今日限りRIV

ERは解散する、それぞれ家族の元に帰

るように、死ぬときは地球で

一緒に死にたいだろ 以上だ」

敦子 「チーフ」

山里 「僕はあっちゃんと一緒にいる」

敦子 「ありがとう山ちゃん嬉しいわ、でも

結婚式はあげられそうに無いわね」

   黙りこむ3人

真夏 「敦子、その前にASKに緊急連絡だ

そしてこれが俺の最後の指令となる

みんな元気でな て言うのも変かな

なんせ地球その物が無くなろうとしているのだからな」

山里 「真夏チーフ、自分はチーフと仕事を

することが出来て幸せでした いままで

ほんとうにありがとうございました」

真夏 「山里、そんなおだてても 結婚祝いはやらんぞ」

   と最後に最高の笑みを見せる真夏

山里 「そそんなんじゃー無いっすよ」

   笑う船内

   長い沈黙が訪れる

真夏 「解散」

山里 「全員、真夏チーフに敬礼」

真夏 「俺は出来れはおまえ等とずっと仕事

がしたかった、もし 生まれ変わること

が出来ても 再び君達と仕事がしたいと

思っている」

   RIVERの職員一同拍手

N「そして数年後、北アイルランドが突如地震の為 消失した 

それをはじめ 日本をや 世界各地で地震や台風などが頻繁に

巻起こったのであった。

猛烈な灼熱地獄や凍えるような寒さが交互に襲い、ゲリラ豪雨などの

異常事態も当り前のように起こった、またユダの出現は多く

の流星雨を生んだそれらがいち早く地球を襲撃すれば放射能等の影響により

人類はユダの到着をまたずにして、人口の3分の2は死滅する

 仮に生き残った者達がいたとしても

ユダの襲来により地球そのものが砕け散るのである。

世界は今 猛烈な勢いで滅亡に 向っていたのだった。」

(4)宇宙の戦い!

○宇宙暦ⅩⅩ年

N「そこは遥かなる宇宙、地球とは別の銀河だった。

全ての生命体の消滅を企む、魔女メディーナ

が操る怪物軍団とこの世界の秩序と安定を願うローザ率いるドラゴン・ガードの戦士たちが宇宙の命運を賭けて激しく激突していた

メディーナは巨大な宇宙エイ クラウメス

やクラゲの姿をしたゲデーラなどの怪物たちを集団で束ねていた。

ローザはマシン・パンドラを操り 怪物軍団に戦いを挑んだが数で勝る

彼等に苦戦をしいられていた

そこで ローザは他の怪物たちを他の同志達に任せメディーナのみを倒すことに全力をあげたのだった」

 ある宇宙

メディーナ「ハッハッハッハッ、まもなくこの宇宙は終焉を迎える事になる、いまから我らに刃向かっても無駄なこと」

ローザ「メディーナよ、無くなったアフロディナの人々のため、多くの友のため、この戦いは終らす訳にはいかない」

メディーナ「ならばその剣で見事我を倒してみろ」

ローザ「ブレスト・ビーム」

『ビビビーィ』

   と剣先から熱線を出す

   『ギアー』

   とクラウメスの一体が吹っ飛ぶ

メディーナ『ガーァッ』

   胴体の口からヤモリ爆弾を発射する

メディーナ

『バーン』

とマシン・パンドラが砕ける

ローザ『ヤー』

メディナが操る牛神ゲモルに飛び移るローザ

ローザ「ハッ・トウ・ヤー」

   ブレスト・ソードで勝負を挑む

メディーナ「フフフフフフ」

   頭の髪の蛇をローザの体に巻つける

   『ビーィン』

   破壊音波をぶつける

ローザ「ウワーァ」

   と苦しむローザ

メディーナ「ねっ、 ネットボール」

   両手から光の球体を出し、メディーナにぶつけるローザ

   『バーン』と数メートル吹っ飛ぶ

メディーナ『グァー』

と、胴体の口から吸収した光線を反すメディーナ

   『ドッ・バーン』

   ローザーはかわしたが背後にいた怪物と仲間達は爆発して消える

ローザ「あっ、みんなーよくも」

   とメディーナを睨みつける

ローザ「勝負だ、かくごー」

メディーナ「望むところだァ」

   再び激突するローザとメディーナ

ローザ「ハァーァ」

メディーナ「タァーァ」   

   『ピッカー』

   その瞬間宇宙全体が光に包まれる

ブレスト・ソードの剣でメディーナの胴体を貫くローザ

メディーナ「フフフ・・フ・みっ・見事だ・

戦士ローザよ、だがこの宇宙に暗黒のエネルギーが渦巻く限り我は再び蘇るのだ、ユダと・・共にな・覚えておくがよい

アッハッハッハッハッハ」

 と笑い消えていくメディーナ

○院内(00室)

ローザ「これで私の話は終ります、いつかメディーナの封印が解ける日が来るかもしれません 蓄積された宇宙のマイナスエネルギーは破壊神ユダを復活させるでしょう。その時この地球が、いえこの宇宙全体が砕け散る事があるかもしれません

その事を警告するために私は最後の旅を続けて来ました」

 そう云い終え消えていくローザ

みなみ「・死んだのこの人」

エリカ「いえ、仲間に会う最後の旅に出たのよ」

   そう言い、涙ぐむ沢乃

N「以上で銀の目の戦士の長い物語は終る、エリカをはじめ ASKの人たちはこの話を直ちに政府首脳に進言したのだが「地球が砕けるだって、夢物語だよ」と相手にされなかった そしてこの出来事はいつの間にか 

うやむやになっていったのであった」