〔4〕陥落したアトラント

話は少し戻る、天空都市アトラントは見た所 札幌位の広さだが城全体が異空間にあるため、中は無限の広さを持つ最高神オシメの住居である。そこには百人の召使(小妖精)と五十人の女官(中妖精)そして二百人の軍隊(精霊達)が控えていた。精霊の玉を動力としていて一見、 空に浮かんだ西洋風のお城のように見えるのだが 内部はかなりの攻撃に備えているようだ・またあらゆる時空間を飛ぶことが出来るのである、しかしオシメの元にはまだラウドネスの反乱の知らせが届いていなかった。また今宵は不思議界の生誕祭であり、場内は警戒を解いていて誰でも自由に進入することが出来たのであった。

オシメが王宮の自分の部屋で生誕祭の支度をしているときに事件は起こった

巨人達が空を飛びアトラントに押し寄せたのである その数と圧倒的な力の前にアトラントで暮らす妖精達はパニックに陥ったのである。

〔5〕犯された女神

オシメは祭りの衣装に着替えようとした時だった、たくさんの巨人達が現れ部屋に雪崩れ込んできたのだ。

これにはさしものオシメもどうする事も出来ず 隙をついて脱出する機会を窺がっていたのだが、一瞬油断した間に巨人の一人に犯されてしまった(この時生まれたのが後に金星の王となるヂーナである)だがほどなくアトラントからの脱出に

成功したのであった。

〔6〕ラウドネスとイリアズの攻防

前線基地・第六殿にて

最初ラウドネスはアトラントの陥落をたいへん喜んだ、しかしオシメが脱出したと分かると失望したのである。

ラウドネスは参謀のイリアズに「ばか者、みすみすオシメに逃げられおって何たる失態」と怒ったのである。」イリアズが「でもアトラント城を手に入れたではありませんか?」と言うと ラウドネスは「城のシステムは女神が居なければ全て停止するのだ」と答えた しかしイリアズも引かずに「それでは城の妖精達を全て人質にすれば、いくらオシメとは言え我々に手が出せないのでは?」と答えると ラウドネスは「たわけー、アトラントで暮らすものは皆オシメに命を捧げておるわ、それと言うのも創造の神であるオシメは彼等を生き返らせることも可能だからだ」と言い放った。ラウドネスはしばし考えるとイリアズに向って「正規軍に伝令を出せ!天の川で待つと」と命じたのであった。