第四章【月の出現】

宇宙を創造したオルディナ(オシメ)は闇夜を照らすためにラナ()を生み出したと言います。

その月にまつわるお話である

・月に住むデルルンダボウ

生まれたばかりの頃の月にはデルルンダボウと言う2つの頭を持った一匹の雄ウサギがすんでいました、また月には実体は無く月その者がラナと呼ばれていました。 

デルルンダボウは3万年の寿命を持っていましたが月には他に誰も住んでいませんでしたのでデルルンダボウはある晩、つきに向って「ラナさまオイラはこの世界にたった1匹だけで何もやる事が無いのでゴマス、なにか仕事を与えてほしいのでゴマス」と月に話しかけました 

すると月は「ウサギヨおまえの訴えは分かりました アトラントの住人達はお餅がたいへん好物であると聞く、そこでおまえには永久にお餅をつく役目を与えようと思うのだがどうじゃ」と答えるとデルルンダボウは「それならば退屈せずにすみそうです ラナ様ありがとうございました」とお礼を言ったところ 月は「この子はマルルンダボウと言いおまえの伴侶にするが良かろう」と言って1匹の雌ウサギを作り雄ウサギに与えましたその後 月ではデルルンダボウとマルルンダボウの2匹の夫婦が寄り添いあい、毎晩餅を搗き続けていると云われています。