不思議界記伝☆MAO〔異世界の神話集〕

作/MAYUKA

はじめに

私の名はカイザーク、冒険家である今から話す事は

私がアンデス山脈の奥地を旅したさいに、

古い洞窟にて発見した書物を解読したものである。

どうやら異世界の神話集らしいのだが、マヤでもインカでも、

無いようである。 ここに書かれていることが全て真実とは

思えないのだが書き記す事にした。      1998年カイザーク17世


第一章【オシメ神による創生神話】

〔1〕 世界の誕生最初宇宙には何も無く、ただ白空の闇が辺りを包んでいたと言う。

ある時、空間が二つに裂けるとその中から3面の顔に4枚の翼を持った裸体の女神

オシメがエネルギーを放ちながら、星の種を宇宙にばら蒔いたと言う。

そのひとつナスビの種のような世界が不思議界(ファンシー・ゾーン)となったらしいのである。

〔2〕妖精人達の誕生

オシメが蒔いた種の中には沢山の実が熟しており、それらが妖精達の祖先

妖精人になったのだった。最初に生まれたラマォがリーダーとなり皆を束ねようとしたのだが

そこには大きな問題があった。世界にはまだ光が無く、真っ暗だったからだ。

そこでラマォは天に向って叫んだ「神様どうか光をください」とすると太陽の精霊ラードが現れ

日の恵を与えた。次にラマォは「土地をください」と叫んだ、すると大地の精霊ラホメルモァーラが

出てきて大陸を切り開いた。最後に「水をください」と叫ぶと、海の精霊の神龍(ジルドーラ)が出現し、

海と川と沼地を作ったのだった。ラマォは割れんばかりの大きな声で「ありがとう」とお礼を述べたのだった