演劇を観よう #3 | ポケットに台本を

演劇を観よう #3

どの演劇を観たら良いか分からない人の参考用に、今まで自分が観た演劇について書きます。
私の趣味・嗜好をご存知の方や、演劇はあまり観ないけど GAIA_crew は観たという人には参考になるかと思います。

今日は劇団新感線についてです。
これも前回のキャラメルボックスと同じく、一回観て「損した」という人はいないと思います。

一言でいうと、派手です。
チケットは取りにくいかも知れませんが、有名な役者が出るし、アクション・シーンが多いです。

キャラメルボックスがリアルな世界をベースにしているのに対して、新感線は異世界の話です。
タイトルも「髑髏城」とか「蜉蝣峠」とかそんなの。

個人ではなく世界の話というか、主人公が運命とか呪いとか権力争いに巻き込まれるタイプの話が多いです。
キャラクタに感情移入するというよりは、総合芸術として、様式美を楽しむものだと思います。

GAIA_crew で例えると、キャラメルボックスは「ハラカラ・コエダス・レクイエム」以前の話に近く、新感線は「LinKAge」以降に近いです。

そんな感じでリアリティよりも「かっこ良さ」を重視してますが、役者が良いので本当にかっこ良いです。

「そういうのは映画で良いのでは」という人には、新感線の公演をスクリーンで上映する「ゲキxシネ」があります。
それ用に撮影して編集してるし、生の舞台で良い席が取れないくらいなら、そっちの方が見やすいです。
普通に映画館でやってます。

私個人はもう多感な年頃は過ぎてしまったので、新感線を観てもそこまでテンションは上がりませんが、ゴージャスなものを観たという気分にはなれます。

年寄りがテンション上がるのって、昔観たものをもう一度観た時なんですよね。
そういう意味では、新感線の看板役者である古田新太が主演で「ロッキー・ホラー・ショー」をやった時は、抽選にもれて観に行けなくて、とても残念でした。

だって、古田新太がフランケン・フルターの役だったんですよ。
あれこそ「ゲキxシネ」でやれば良いのに。



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