こんにちは～
今回無料病室が空いておらず、１日7000円で他人のイビキで寝不足になる修行部屋です。
無料部屋との違いは1点。テレビが無料。テレビ見ないし……
さて本日３年埋め込まれていたCVポートが外れました。
手術自体は10分ぐらいだったと思います。
今日のメンバー
現場監督：「期待の若手」ホープ先生
施工技術者：「見た目ベテラン 体の大きな医者の」タマゴ先生
見習い：「右も左も分か……右は少し分かっていそうな」表情硬い学生
オブザーバー：高校生のような見た目だけれど、みんなこの人には敬語
実は３年前、CVポート留置についてYoutubeで予習をしたのですが、見なければ良かったと思いましたね……
なので今回CVポート抜去の予習はしませんでした。
さて透視室に入ると手術着のCVポート側半分を脱ぎ、防水シート類を追加で敷き、手術を行う部位の消毒を徹底的に行います。
それが終わると施術部分だけ穴が開いている青いシートを被せられます。
以降視界は全て青。
血中酸素と心拍を測る装置を指先に付けたら準備OKです。
以前肺の手術後、創部感染症を患い”生肉ダイレクトチョキチョキ麻酔無し”を連日20回ぐらい経験しているから楽勝です。
さっそく透視室内に心拍音が響きます。
ピッ ピッ ピッ ピッ
だったのが「始めます」の声に
ピッ ピッ ピッピッ ピッピッピッピッ
とペースが速くなり
（やば！ これじゃまるでビビってるみたいじゃないか！）
本当はビビってたけど深呼吸や八ヶ岳の風景を思い出し心拍数を平常運転に戻します。
心拍数が落ち着いたところでCVポートの周辺に局所麻酔を注射されましたが、ほとんど痛くありません。
抗がん剤治療の時にヒューバー針を刺すのと同じぐらい。
現場監督「じゃあ始めますね。痛かったら麻酔を追加するので言ってください。何をしているか一つ一つ口で説明しながらやりますので」
今どうですか？と聞かれますが痛くありません。
痛みの無い中、執刀医の体の大きなタマゴ先生はどんどん切り裂いていきます。
CVポート留置の時は凄く変な感じでした。
痛みはないけれど物凄く痛い気がする。
汗も大量に出ました。
何の話をしていたのか忘れましたが、途中監督と二人でゲラゲラ笑っていたら
『ピッ ピッピッピッ ピッピッ ピーー』
その後心拍音停止
笑いすぎて死んだ
さて、手術も佳境に入ります。
引き続き痛くはないけれど、物凄く引っ張られている感覚があります。
監督がヒヨコ先生にあーでもないこーでもない言いながら、とにかくグイグイ引っ張るんですよ。
それ、皮膚裂けちゃうんじゃね⤴？ ぐらい
それがしばらく続いたあと
監督「取れました。あとは縫うだけですからね」
2層あるそうで、下層は機械縫いで4回ぐらい”ブ～～ン”という音が鳴りました。
上の層はいつものように縫い跡が目立たないやつ。
ちなみにCVポート留置の時にはポートを入れる部分を切り開き、カテーテルを静脈に入れるために首の所も少し切ったんです。
でも今回切ったのは1か所だけでした。
グイグイ引っ張られていたのは、鎖骨から首の中腹まで上がり、そこから折り返して静脈の心臓付近にまで達していたカテーテル（チューブ）を鎖骨下のポートの部分から引き抜いたためのようです。
以前主治医が「抜去の時にカテーテルがたまに切れて心臓の方へ落ちてしまうことがある」と言っていたのは、一ヵ所で全部引き抜くからカテーテルが切れてしまうことがあるという意味だったんですね。
てっきり入れた時と同じように首の部分も切ってカテーテルを抜くのかと思っていました。
ちなみに7年ほど使ったカテーテルはプチプチ切れやすかったそうです。
ということで入れる時とは違い、変な汗を掻くことも無く終了。
病室に戻って鏡を見たところ、首に浮き上がるカテーテルの筋が残っていました。
触っても中には何も入っていなそうです。
首の折り返し部分の出っ張りも無いし。
どうやらカテーテルの周囲に出来る繊維性鞘、あるいは瘻管（ろうかん）というものらしいです。
赤丸：入れる時に切った箇所（今回ここは切っていない）
矢印：カテーテルが入っていた場所
麻酔が切れた後、留置の時は軽い筋肉痛のような感じで、今回の抜去は気持ちヒリヒリします。
ポートが入っていた場所は袋状になっているためか、プクプク腫れていて浸出液が溜まっているようです。
また創部感染症は勘弁なので、傷が癒え液が自然に吸収されるまで大人しくしていようと思います。
今回入院時に採血し、来週結果を聞きに行きます。
抗P53抗体が急上昇していたらまたCVポートを入れることになるかもしれぬ。
今日のごはん
朝
昼
追加
夜
今日の曲は
『All Falls Down 』ーAlan Walker(ft.Noah Cyrus & Juliander)
01:50～
これを聴くと4年前の大腸がん手術の入院時を思い出します。
今回も剥がれたお肉再生のため
