☆鬼やらい その2 | ice castle 瑠可のblog 頑張れ!羽生結弦選手

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陰陽師 第3巻 第2話
☆鬼やらい その2

前回の話→☆鬼やらい その1


冬枯れの宵
主上からある事を頼まれた博雅は 
晴明の屋敷をたずねていた。


部屋に入ると
鮮やかに彩色された大火鉢が
置いてある。

晴明はその前に座り
「主上が……俺にか……?」
と火箸をもてあそびながら言った。


「うむ そうなのよ 晴明
立て続けに飛香舎で鬼が出たからな
安子どのが気に病まれてな
外聞もあるゆえ内密に
晴明に頼みたいと」



「なるほど…
それに大舎人の首のない死体か…
年せまると
鬼どもがあちこちで騒がしくなるな」



「厭魅か怨霊か
どちらか判明させればよいのか?
払いもするのか?」


「できれば両方だ」




「ふうむ……
飛香舎に身を赤に染めた鬼か……
元方(祐姫の父)か祐姫ではないのか?」


「な、な、なぜそう思うのだっ?」



「いや、ふとそう思ってな
誰か姿を見た者はおらんのか?」


「おらん!」



「……なるほど
しかし惟雅といえば
俺も知ってる
大舎人一番の大男ではないか?」


「そうよ、ゆうべ死んだ憲之も
大丈夫(立派な男)よ」



「本当に他に何か変わったことは
なかったのか?」


「ないっ!」



「……なるほど」


「なんだ疑うのか?」



「いや…面白いな」


「何が面白いのだ!!」




「まあまあ熱くなるなよ、博雅くん
主上には
この件、晴明が引き受けますゆえ
追儺(ついな)祭までお待ちくださいと
申し上げてくれ」


「追儺?
みそかの晩まで何もしないのか?」




「なあ博雅
今時、鬼どもがざわざわ騒ぎだすのは
なぜだと思う?」



「な、なぜなのだ?」




「追儺だよ」

 

「追儺?
あの殿上人が宮中を鬼やらい!と
叫びながら巡る?
本当にあんなもので鬼が払えるのか?
お前にはすまぬが
鼓をならして歩いている間
俺は後の宴のことしか頭にないぞ」



「博雅
年の暮れに行われる祭はな
春をむかえるための呪なのだよ。

大寒の前日
宮城十二門に土牛童子と
桃の枝を持つ童子像が立てられる

東西南北の門に
青白赤黒黄の牛が置かれるだろ?
あれも木火土金水
陰陽五行に基づいた陰の気を払い
春をむかえる呪なのさ。

その宮城で行われる鎮火祭も

晦の大払と節折の儀も

そのしめくくりに追儺…」



「追儺は鬼、すなわち陰の気を追い払う

陰陽師が祭文を読んで疫鬼を
宮城の角々からたたき出す。

死んだ惟雅は毎年追儺で
主役の方相氏をつとめていた大男だ。

憲之もその次に大きな男だ。

方相氏は普通
大舎人の身体の大きな者が
つとめるからな」



「誰ぞ方相氏を狙っているとみえぬか?
それで思うところあってな
追儺祭まで待ってもらいたいのさ」


博雅は
「そんな深い意味があったのか…
俺は知らなかったぞ…
ってことは……そうか……」
とつぶやき
(なんだ俺に関係なかったのか
玄象も祐姫に出くわしたのも
ただの受難ってことか……)
と思った。


つづく

★LUCAより★
追儺についてはこちらを
ご覧下さい。

追儺とは? 鬼やらい参考資料

いかがでしたか?
晴明しゃべりすぎですね。
その1とだいぶ間が
あいてしまいました。

鬼は本当に方相氏を
ねらっているのでしょうか。

もしそうならなぜ?

そして、それは祐姫なのか?


テレビで陰陽師やってましたね。
市川染五郎さん演じる安倍晴明は
所作が美しかった。
堂本光一さん演じる源博雅の殺陣も
素晴らしかったです。


でも!
私の中では安倍晴明はもう
羽生結弦様なのです。ごめんなさい。


今晩はKENJIの部屋の日。
楽しみです。

ガーナもキャンペーン中だけど

スーパーによっては入浴剤コーナーで
きき湯の動画が見られるみたい。
オペラ座と黒パリ散が流れて
「バスクリンは羽生選手を
応援しています」と字幕が出るみたい。
見てみたいな。

9月下旬から10月初旬にかけては
ゆづのマグネットがついた商品が
発売されるそう。
全部で5種類もあるのね~。
そんなに入浴剤使うかしら~?
皆さん、がんばってGETしましょうね。


今日のゆづはどこの空の下?
トロントかな?
元気にご飯食べて
笑顔でいてくれますように。

最後まで読んでいただいて
ありがとうございました。


いつもありがとうございます。

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