ちゅす、うす、うい~す、どもどもオイース!!お疲れさ~ん♪(ソウルイーター:死神様より)
今回は機械鎧(オートメイル)記事だぞおおお!!!
さてさて鋼の錬金術師でいうところの機械鎧は、リアルだと義手や義足といわれるものなのだけれど、現在その義足を製作しとりますんでね、それを少々書いていきますぞ。
いやぁ、ブログで初めて機械鎧技師(義肢装具士)っぽいなぁ…よきよき(о´∀`о)
さて今回は下腿義足の製作なんですが、まずは下腿義足とは?というところを簡単に説明しますと
「膝より下、足首より上の部分で足を切断」した方が装着する義足
てな感じですね。
今回の患者さんは左足の下腿切断で、切断後もうすぐ1年ってところ。
切断直後は足の切断して先っちょ部分(以下「断端」)の管理期間があり、その後に仮で作る義足(訓練用義足・仮義足)期間があります。
断端の状態が落ち着いてくると、仮で作った義足も会わなくなってくる為、今回製作となる本義足に移行するわけですね!
切断→断端の管理→訓練用義足・仮義足を製作して、断端の成熟と義足の訓練をしていく→正式に本義足リリース
とまぁこんな感じですが、なんとなくわかったでしょうか?笑
それで、先日患者さんに会ってきて、断端と義足のインターフェイス部分となるソケットの採型をしてきました。
以下、少し説明を割愛していくので何を言っているのか分からないかと思いますが、「ふーん、そんな感じなんだ」くらいで流して見て下さい(笑)
【主な使用予定パーツ】
ソケット:TSB式
懸垂装置:ピンロック式ライナー(オズール社/コンフォート/26.5 )
足継手:LAPOC/M1025
足部:LAPOC/M1150(25.0)
TSBソケットといえば、PTBソケットのような部分支持ではなく、全体支持が特徴なんですが、今回の患者さんはソケットの脛骨(すね部分)部分など骨や骨突起に敏感だった為、少しばかり盛り修正を行ないました。
最初の4枚が、採型してきたギプスソケットからモデルを起こしたもの。
下の4枚が盛り修正、削り修正をした陽性モデルです。
錦鯉????
うーん、もう少しここ修正した方がいいかな~とか、色変えて見やすくしよ…あぁ着色し過ぎたってか石膏硬ぁっ!!ああああ!みたいなw
本来、ライナー使用のTSBソケットならこんなに変化しないんですがね…、もう少し採型時に脛骨部分を綺麗に出したりすれば余分な削り修正はしなくて良かったとか、変に欠けちゃって盛り修正をしたとか、彩色が錦鯉カラーとかまぁわちゃわちゃとww
採型時に、ラップでテンションをかなりかけていたので、周径調整の削りはあまりしなくて良かったはずが、なんともまぁ他で時間がかかりすぎましたわ。
これをラミネーションをし、ソケットを製作、仮組みをして、仮合わせを行なってきます!!
やめて!ソケットの仮合わせで、採型時に絞り過ぎたソケットじゃ、そもそもソケットがきつ過ぎて足が入らなくてViceが青ざめちゃう!
お願い、死なないでVice!あんたが今ここで倒れたら、納期や手伝ってくれた先輩達はどうなっちゃうの? チャンスはまだ残ってる。ソケットに足さえ入れば、修正でなんとかなるんだから!!
次回、「Vice死す」。デュエルスタンバイ!