前回(その1)の続きです。


もしまだご覧頂けてない場合は、こちらの記事から順番に見て頂けるとスムーズかと思います。

 ⇒『【その1】【FF3】賢者が最終的に持つべき魔法とは?真剣に考察してみた』こんにちは!リジャールです。遅ればせながら、最近ようやく始めました!ファイナルファンタジー3ピクセルリマスター版(スマホ用)買ってしまえば他のことが手に付かず…リンクameblo.jp


さて、前回の記事では、あなたは賢者がレベル8の魔法を覚える上で、デスとトルネドだったらどちらを選びますか?


という問いで終了しました。


答えは出たでしょうか?


今回私は4つの理由から、トルネドを選ぶことにしました。


まず理由その1


1.全体化ができる(デスは不可)


トルネドは単体全体に変更ができるため、複数のモンスターに効果を期待できる。


一方デスは単体のみしか使用できない。


2.デスはアイテムでの代用ができる(トルネドは不可)


デスはドロップアイテムの【黒の香り】使用で代用ができるため、わざわざ貴重なレベル8の魔法欄を埋めることもないでしょう。


トルネドはアイテムでの代用ができず、魔法でしか打てないため、魔法としてのレア度はこちらのが上となります。


3.効いてほしいモンスターに限って効かないデスと効いてくれるトルネド


デスやトルネドを使用するモンスターといえば、

ボスには効かないのはどちらも同じなので、使用する機会があるとしたら『HPが高くて強い雑魚』になります。


確かにモンスター全体的に見れば、効くモンスターはデスの方が多いでしょう。


しかし大半のモンスターはバハムルや、それ以下の攻撃で一掃できてしまうため、使う場所は限られてきます。


それが『HPが高くて強い雑魚』になります。


最終的に賢者に持たせる魔法なので、『古代の民の迷宮』以降のモンスターに限られてきます。


そして『古代の民の迷宮』以降で使用する機会があるとすれば、HP10000以上(つまりは一撃では倒せないモンスター)に限るかと思います。


HP9999以下であればバハムル等を使用した方が良いですからね。


そこで『古代の民の迷宮』以降に出てくるHP10000を超えるモンスターを厳選してみました。


キングベヒーモス(HP:17000

イエロードラゴン(HP:30000

グリーンドラゴン(HP:35000

レッドドラゴン(HP:40000

ヨルムンガンド(HP:11000

ヒュドラ(HP:12000

クィーンスキュラ(HP:13000

ダブルドラゴン(HP:13000


8体になります。


さらにこの中でも、HPを見てもらえば分かるかと思いますが、使用するとしたら三色ドラゴンと、時点でキングベヒーモスぐらいかなと思います。


しかし‥‥


なんとこの最も効いてほしい4体にはデスが効きません(T . T)

じゃあトルネドは?‥‥実は4体とも効きます


後半の4体にはデスは有効ですが、同じようにトルネドも有効なので、条件は同じです。


また、三色ドラゴンについてはオニオンシリーズを集める目的でも、乱獲する必要があるので、さらにトルネドの需要は高まると言えます。


守りの腕輪が欲しければキングベヒーモスも乱獲できます。(宝箱をしっかり開けていれば4人分揃ってるはずですが念のため)


4.そもそもデスより低コストで打てる即死系魔法がある


FF3の世界には、いくつか即死系の魔法が存在します。


即死魔法の代名詞と言えば、やはりデスが最初に上がるでしょうが、FF3には他にも、


ブレクガ→モンスターを石化させる=即死

デジョン→モンスターを消し去る=即死(前の階に戻れる)

カタスト→モンスターを一刀両断=全体即死

キル→低レベルのモンスターを全体即死

トード→モンスターをカエルにする=即死扱い

ミニマム→モンスターを小人にする=即死扱い


※過去作のテレポは、

FC版→次元の歪みに送り込む=即死

DS版→戦闘から逃走する

と変わっていき、ピクセルリマスター版ではDS版の『戦闘から逃走する』のままとなり、即死魔法ではなくなった模様です。


このように、デス以外にも6つもの即死系魔法が存在します。


ではデス以外の魔法って実際どうなのよ?ってところですが、個人的にはデスよりも使い勝手が良いと感じます。


まず、デスはアンデットには無条件で無効となってしまいますが、他の即死系魔法は効いてくれます。(耐性の有無は除く)


こちらも様々なモンスターで試しましたが、さすがにカエルや小人の耐性持ちは、後半になればなるほど多くなり、ミニマムやトードはなかなか効いてくれなくなります(『古代の民の迷宮』以降ではバラクぐらい)が、デジョンやブレクガはデスに負けず劣らず効いてくれます。


そして極め付けには、上にも書いた、即死魔法を使いたいモンスター8体『HPが高くて強い雑魚』

の後半の4体は、なんとデジョンもブレクガも有効でした(成功率も100%)。


つまり、わざわざレベル99の賢者でも10回しか使えないレベル8の魔法にデスを組み込む意味はほぼないということになります。


だったら低コストで使用できる4種の即死系魔法のどれか(個人的にはデジョンがよかった)を使った方が良いかなと感じます。


そんなわけで、デスはデスとなります。


これでレベル8の魔法は厳選できましたね。


そんままレベル7の魔法も見ていきましょう。


レベル7はこんな感じでした。


◼️レベル7

:ケアルガ エスナ リフレク

:クエイク ブレクガ ドレイン

:リバイア


エスナ→リボンの存在により、状態異常にならないので必要ない(万が一なってもアイテムで回復が可能)


住み分けとしては、まずケアルガは回復系魔法、リフレクは魔法反射、クエイク、リバイアは全体攻撃魔法、ブレクガは即死系魔法、ドレインは単体にダメージ&HP吸収


と言った感じで、癖のある魔法が目立ちます。


一方で、後半の敵から受ける全体攻撃で味方を一気に回復させるのに、ケアルガはほぼ必須となります。


レベル7の魔法は、このケアルガを中心に回っていると言っても過言ではないと思います。


ケアルガを優先的に使いたいがためにあまり乱用はできないけれど、あれば心強い、そんな魔法を持つべきかなと思います。


まず先ほどデスらせてもらった即死系魔法ですが、そのままレベル7にあるブレクガさんにも退場していただこうと思います。


確かにデスに比べれば低コストで多く使えるという利点はありますが、あくまで【デスに比べれば】という話。


即死系魔法はさらに低コストで安定して使えるデジョンやカタスト(レベル6)があります。かつデジョンには階層を移動できるという効果もありますし、カタストは全体即死効果があります。


レベル7も、ケアルガのためにあまり多くの魔法使用は控えたいので、わざわざレベル7で即死魔法を使う必要はないでしょう。


次に同じ全体攻撃魔法であるリバイアとクエイク。


こちらもたくさんのモンスターを対象に実験してみましたところ、リバイアは全体に9000前後、クエイクは全体に5000前後と、圧倒的にリバイアの方がダメージが上でした。


ゴールドル大先生に対してもリバイアは約7000、クエイクは約3000でした。


ただリバイアは水属性、クエイクは大地属性という特性があり、属性としての棲み分けができますし、当然弱点が突ければある程度ダメージの差を変えることもできるでしょう。


しかし!


残念ながら、『古代の民の迷宮』以降のモンスターで、水属性も大地属性も弱点となっているモンスターは存在しません。


逆に耐性を持っているモンスターはおりますが、大地属性に至ってはかなり多い、と言わざる得ませんでした。


大地属性は飛んでいる敵は全て耐性を持っています。


でも水耐性だけ持っているモンスターならクエイクの出番もあるのでは?と思うかもしれませんが、これも残念ながら水属性の耐性を持っているモンスターは例外なく大地属性の耐性も持っていました(汗)


つまり『古代の民の迷宮』以降に限っては、クエイクの出番はまるでないと言っても過言ではないのです。


なのでリバイアの圧勝となります。


※どうしてもクエイクを使いたいのであればドロップアイテムの【大地のドラム】の使用でも可能です。


残りはリフレクとドレインですが、私はどちらも使った記憶がありません。(FC版でリフレクをバハムート戦のメガフレア対策で使った‥‥かも?ぐらい。FF4とごっちゃになっている可能性大)


正直どちらでもいいかなと言ったところではありますが、強いて言えばドレインかなぁ‥‥


リフレクって使い道あんまりなくないですか?


味方の回復魔法はモンスターに跳ね返しちゃうし、特技系のほのおやいかづち、ふぶきやはどうほう、ザンデやアーリマンが使用してくる肝心のメテオやクエイクは反射不可。


リボンがない時は案外クムクム辺りが脅威で、魔法防御が低い前衛系ジョブはころっとやられちゃったりしたので、その辺りではまだ使い勝手もあったかもしれませんが、この企画はあくまでも【最終的に賢者に持たせる魔法】なので、リボンや

守りの腕輪等がある今となってはそれほどの脅威ではなくなりました。


味方の体力が減っていたら、同じレベル帯ならリフレクよりもケアルガを使えばいいし、自分のHPが減っていたらドレインで自分のHPを回復させつつ相手にもダメージを与えれば良いでしょう。


ドレインは単体に4000前後のダメージとなかなか強く、ブラッドソードやブラッドランス、オリハルコンではダメージの1/6程度しか回復しないのに対し、ドレインは100%ダメージの値そのまんま回復してくれるので、パーティの要となる賢者がピンチだった場合は、回復とダメージの両方を一気に行ってくれます。






今まで苦戦させられたクムクムも一撃!(クムクムのHPは3500なので、ダメージ&吸収も3500)


ただ、ゴブリンのようにHPが5しかないモンスターにドレインをしても、当然5しか吸収できないので、回復を最優先で行いたい場合は素直にケアルガを使いましょう。


また、今回のように『どちらかと言えば〇〇』みたいなパターンがあった場合、賢者を2人体制にするなら片方はドレインを、片方はリフレクを、という風に分けてもいいと思います。


『古代の民の迷宮』以降で、リフレクの出番はほぼないと思いますが、もしもドレインよりリフレクの方が良いという意見があれば、理由を添えてコメント頂けると助かります。


そんなわけで、レベル7も絞れたかなと思います。


次はレベル6。


レベル6はこんな感じでした。


◼️レベル6

:エアロガ ストナ ヘイスト

:ファイガ バイオ デジョン

:カタスト


ストナ→金の針で代用可能


こちらはエアロガ、ファイガ、バイオが攻撃魔法系、デジョン、カタストが即死系魔法、ヘイストが素早さアップ魔法で仲良く3グループに分かれています。


つまりヘイストに関してはこれ一択となるので決定で良いと思います。


素早さを上げる魔法なので、単純に素早さアップ→先制攻撃しやすくなるのと、攻撃回数がアップすることによるダメージの増加が期待できます。


‥‥‥と思って実際に確かめてみました。


すると驚きの結果となりました。


◆ヘイスト未使用







レベル99で熟練度99、素早さ99の忍者でゴブリン先生相手に5回ずつ攻撃してもらいましたところ、


39

43

40

43

42

平均41.4回ヒット


ヘイスト後に同じ条件で5回ずつ攻撃。


◆ヘイスト使用後







41

42

42

42

41

平均値41.6


変わんなくね?


残念ながら、ヘイストの真骨頂でもある攻撃回数の増加は感じられませんでした。


ヘイスト=素早さの増加→それによる攻撃回数の増加、なので、すでに99ある忍者では意味がなかったのかもしれません。今度は素早さが低いジョブで行ってみました。




レベル99、熟練度99、素早さ63のナイトと、前衛職の中でも素早さが低いジョブで有名なバイキング(同じくレベル99、熟練度99、素早さ45)で実験開始!


まずはナイト。







30

30

29

31

29

平均値29.8


ヘイスト使用後







29

32

32

31

30

平均値30.8


う〜ん‥‥若干上がった?かな?


次にバイキング。







27

27

26

23

31

平均値26.8


ヘイスト使用後







29

26

29

29

28

平均値28.2


こちらも若干上がったかな?程度でした。


なぜか忍者に関しては、最大攻撃回数であるはずの32回ヒットを超える数字が出ましたが(たまねぎ剣士なんかは60回ヒットとか出る‥‥)、おそらく素早さが99の場合はそれ以上上がらないため無意味であり(だから忍者は変わらなかった)、素早さが98以下の場合、99に近づけば近づくほど、32回ヒットに近いヒット回数を叩き出せるのではないかと思いました。


う〜ん、このままではヘイストの価値がほとんどないものとなってしまいます。

レベル99熟練度99にすればどのジョブでも攻撃回数は素で32回になってしまうので‥‥


ではせっかくここまでやったので、FC版では採用されていたと言われている『バーサク効果』も兼ねて、もう一度検証をしてみました。


『バーサク効果』→FC版ではヘイストを受けたキャラは、素早さアップからの攻撃回数増加以外にも、攻撃力も上がる仕様であったため、1HITで与えるダメージも増加していた。


もしヒット数の上昇がそれほど分からなくても、攻撃力が上がっていればそれだけでも価値はあります。


果たして検証結果は‥‥?


それはまた時間の記事で👋(いつもの文字数制限ね汗)