こんばんは、さすらいの旅人です。
昨日の記事でキャッシュを貯めたいといいました。
※この記事ではアルコニックス公式HPとYahoo!ファイナンスから画像引用しています
確かに言いました。
今もその気持ちは変わりません。
アルコニックスなんて会社
調べなければよかった
ありえないほど、
調べれば調べるほど
私好みの会社なんですよ。
まず今日の日経平均株価から。
良い感じに騰がっていますね。
でアルコニックスですが、
桐谷さんがオススメしている銘柄として
いわゆる桐谷銘柄として
人気を集めたかどうかは分かりませんが
直近では騰がっています。
普段であれば、
1,300円以下が買い。
1,330円以下なら買いたい
1,350円以下なら悩む。
のが普段の私です。
配当利回りは3.92% (3%以上が好ましい)
PERは9.84倍(10倍以下が割安)
PBRは0.62倍(1倍以下なら割安)
私の投資したい会社としての基準を満たしています。
株主優待大好きな桐谷さんが推しているぐらいなので、
株主優待を実施しています。
100株を1年以上保有でカタログギフト2,000円分×1点
長期保有(3年)でカタログギフト2,000円分×2点
3003 ヒューリックの株主優待に少し似ていますが、
ヒューリックの場合は300株保有した場合に3,000円相当のカタログギフトとなります。
アルコニックスの場合は、
配当金が約4%の利回り+1年以上保有という条件はありますが2,000円のカタログギフト。
1,377円の株価で5,400円(100株)の配当金+2,000円の優待品
配当総利回りは=5.3%となります。
3年以上保有の場合さらに+2,000円相当の優待が得られ
3年以上保有時の配当総利回りは6.8%となります。
ヤバメなぐらい、いい感じです。
元々アルコニックスについては、
うっすら知っている程度で、
桐谷さんが推している会社なんだね。
でも・・・決算あんまりよくないよね。
といった印象でした。
最新の決算短信がこちら。
第二Qのものです。
2023年11月7日に発表された決算短信です。
私はアルコニックスを知った時
この決算短信を見て、
うーーーんってなりました。
売上が10%減。利益も純利益も落ち込んでいる。
売上が大きく減っているのは製造・卸業としては
何かあるのではないかな。と思いました。
配当総利回りは美味しいけど、ちょっと怖いな。
とスルーしていて、
今日ふと、調べてみる気持ちになりました。
直近のものです。
12月19日に年初来安値の1,277円を付けました。
その後は上昇傾向。
私が初めてアルコニックスについて知ったのは1月4日でした。
そこから株価は少し騰がり気味。
桐谷さんが推している
&
新NISAで資金が入っているのは分かる
なので、高値掴みはしたくはありません。
本音を言えば、
オリックスの株主優待カタログ無くなるから、
カタログギフトが貰える会社の株がほしいねん。
なので、調べますよね。
そりゃ調べますよ。
そもそもアルコニックスってどういう会社!?
まずは社名について調べました。
・・・なるほど。
良い会社の名づけ方。
アルコニックスグループ早わかりコンテンツ | アルコニックス株式会社 (alconix.com)
元々は、日商岩井(現双日)の非鉄金属部門の商標やらを得て独立した会社。
商社ではありますが、
売上推移は商社部門が6割、
製造部門が4割になっています。
双日って代表的な商社ですし、
独立した会社といえ、
製造部門の売り上げが4割あるのは
不思議に思いませんか!?
私は思いました。
理由を調べようとしたら、
アルコニックスのHPにその理由(ワケ)が全て書かれていました。
M&A。
私はそこで、
この会社はM&Aで膨れ上がった会社なのかー。
と少し残念な気持ちになったんです。
M&Aをする際には、いろいろな費用が掛かります。
一番はアドバイザリーに支払うお金。
企業買収をする際に、
どういった条件で買収するのがいいか相談するのが手っ取り早いです。
・買収先の決算の読み解き。
・買収先の内情調査。(従業員のモチベや粉飾していないか等)
それらの担い手である、
例えば
2127 日本M&Aセンター
9552 M&A総研
など
M&Aをしたい会社と、されたい会社をマッチングさせて
その際の手数料を頂いちゃう会社ですね。
M&Aをする場合には専門の知識が必要です。
欲しい企業をアドバイザー会社にお金を払ってまでも買いたい場合
買えるならその費用は・・・持つ!となります。
続いて、懸念材料としては
買われた企業の従業員のモチベーション管理。
いきなり外部の人らが入って来て
現場を仕切られたらたまったもんじゃありません。
M&Aについて少しマイナスなことを書きましたが、
M&Aのアドバイザリーはとても重要なお仕事ですし、
それ相応の報酬は貰ってもいいと思う。
買われた会社のほうも、
大きな会社の人間が入ってきたことで、
無駄をなくしたり、使っているソフトウェアを新しいものにしてもらうことで
効率化が出来たり、生産効率も上がる可能性があります。
メリットは色々とあるでしょう。
ゴタゴタ書きましたが。
アルコニックスはM&Aのアドバイザリーを通さず、
己が良いと思う企業を、己の力で買収している。
嘘だろ、そんなの出来るのか!?と思いますが
この会社はそれをやっちゃっているんですよ。
アルコニックスのHPに企業信念が書かれていました。
アルコニックス流
M&Aの7つの方針
これを見て、
この会社に投資することを決めました。
100株だけ(約13万円)ですけどね!!!
- 1.飛び地にはいかない=自社グループ事業と関連あるモノづくりの技術(Technology)をもつ企業を選択する。
- 2.陳腐化しないニッチ(Niche)な分野で強みをもつ企業を選択する。
- 3.事業再生案件には介入しない。
- 4.対象企業の個としての成長(Growth)を重視し、成長過程のなかでグループシナジーを見つけ出す。
- 5.加工する機械や設備などを調査し、次なる成長(Growth)への糧を見出す。
- 6.オーナーの人柄、経営に対する姿勢を十分に理解する。
- 7.基本的には株式を100%買い取る。
1については、同感。無鉄砲なM&Aほど無意味なものはない。
2。ニッチを理解し、その中で利益を上げている会社を買収する必要性。
3。完全同意。昨日三菱電機が北弘を買収すると発表。私はあれは・・・ちょっとなぁって思っています。
4。懸念材料である買収先の企業で働いている人を成長させ、GP化させることでのシナジー効果。
5。設備の更新。GR化し豊富な資金力で設備更新や見直しが出来る。中小規模の製造業にとっての最大のメリット
6。買収したからといって社長を解任せず、経営思想を理解し働いている従業員に混乱が起きないようにする。
7。完全子会社化。余計な資本は入れない。=子会社化した会社への責任を全てアルコニックスが持つという姿勢。
私は子会社化された会社のHPを全てチェックしました。
私がインした時の東京製鐵のような、(今は素敵なデザインになっちゃいましたが)
シンプルなデザインでHPにお金をかけていない会社が多かったです。
自社が完全子会社化されたことで、
HPが綺麗になることが時にはあります。
親会社の主導でそうなるのかもしれません。
HPの見栄えなんて、製造業には必要はないんです。
調べてみて驚いたのは、
商社から徐々に製造業にシフトしていっているのでは。
そして、商社ならではの専門知識や、経営アドバイス(いい意味でのね)
中小企業に必要なものをきちんと与えているのが
アルコニックスじゃないのかなと。
大げさかもしれませんが。
私はここで、
どうしてこんな素敵な会社の売り上げが減っているのかが気になりました。
・・・。
調べた結果。
昨年大きく売り上げた部門があり、
一昨年と、今年では同じような売り上げの部門がありました。
それが、
商社部門のIT機器の売り上げ
2022年11月(昨年じゃないよ!!)の2QのIR。
商社部門のIT事業の売り上げが伸びまくっています。
151億円(2022年期2Q)⇒236億円(2023年期2Q)
2023年11月発表のIRから。
商社部門のIT売上が減少したのが今回。これにより減収減益に。
236億円(2023年期2Q)⇒147億円(2024年期2Q)
つまり行ってこい。
昨年は特需(多分中国向けIT系?)があり伸びた部門
今期はその売上がまるっと無くなってしまった・・・。
だが一昨年の水準で推移はしている。
つまり、ベースの売上自体はそこまで変わってはいない。
と私は見ました。
実際はどうかは分かりませんが。
また、買収した製造業の業績も良く
アルコニックスの下支えになっている。
商社から製造のMIXの会社ではあるものの、
今後も優良な製造業を買収していき、
製造業の売り上げを伸ばす一方
商社としても、製造メーカーという位置で
高めに売りさばくことで、利ざやを稼げる。
Win-Win状態になるのでは。
と夢を見たい。
3036 アルコニックスの10年チャートです。
うん、やっぱり今安いね。
明日、100株だけインします。
アルコニックスの回し者でも、
証券会社の回しものでもありませんからね!!
私はふつーのサラリーマン(年収300万円未満・・・)です!!!
以上です!!