浅間温泉の小さな宿 | さすらい日本どこへ行く

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 さすらい日本 どこへ行く

     ~ 吉田拓郎 ”さすらい日本” より

温泉博士でタダ湯に行ってきました。
目的地は浅間温泉の小さな宿「別亭一花」。


これまで浅間の共同浴場や日帰り施設には全て入湯済みですが、
旅館の日帰り入浴となると、こんな機会以外にはまず訪問することはありません。

ちなみに、この宿の日帰り入浴料は800円だそうです。


しかし、値上がりしたばかりの有料道路を往復利用しなければならず、行こうか迷いましたが、
電話した時の応対も好印象だったので、意を決して出発。

実はその前に宿のHPを見たら、トップページに美人女将の「どうぞいらっしゃい」的な笑顔。
それに惹かれたんじゃないのか、とのツッコミに否定はできせん(笑)。
http://bettei-ikka.co.jp/


自宅から1時間ちょっとで到着!

今日はいい天気です♪

ちょっと高級割烹のような玄関。

温泉博士には、「浅間温泉で一番小さなお宿」と謳ってありましたが、間口は狭いながらも、

かなり立派な建物。ここよりもっと小さな宿はあるでしょう。


館内に入りフロントで呼んでも、呼び鈴を鳴らしてもご返事なし。

ふと見ると、こんな書置きが・・・

忙しいところ、タダ湯に来たのに呼び出して申し訳ないと思いつつ、ただ待っているわけにいかないので、

その番号にコール。

どこに通じるのかわかりませんが、内線ではありません。番号は私だけの秘密で~す。


自宅から電話した時と同じ女性が出て、いま行きます、とのご返事。

きっと、あの美人女将だ。

今日はどんな装いで現れるんだろう、と期待に胸を膨らませながら待つ。


1階ロビーの様子。

全館畳敷きみたいで、結構ゆったりとした広さです。

棚に並んでいるのは、宿泊客が自分で選ぶ浴衣。

照明は消してあるので少し暗い。

待つこと、2、3分。

そこに現れたのは、あの、超美人女将!


・・・ ではありませんでした。 Σ(´Д`;) 

少し年上の女性。

しかし、目的はあくまで温泉(ホント)、勘違いされたくなかったので、女将さんはどうしましたか?

なんてことは一切聞かず。
その女性も決して感じは悪くはなかったです。


さて、本題に戻って。

まず、脱衣所。

鍵付き引き出しが並んだ棚。

貴重品が入れやすく、ちょうど良い大きさで、これは、グッドアイデア!


バスタオルも自由に使えるようになっていて、気が利いています。



そして浴室。

まず、この明るさにびっくり。

まるで露天風呂のような開放感!


かなりの投入量。

ただし、循環です。

この時点では、もっと重大な事実に気がついていません。


壁が全面ガラス。目の前が塀という眺望ですが、とにかく明るい。


そして、この明るい採光の理由は、

大きなサンルーフ。

気持ちいい内湯でした。


いろいろ感心しながらゆっくりと、1時間も浸かって湯から上がり、温泉の成分表示をチェックしたところ、

何と! 源泉が「竜島温泉」だって?

竜島といえば、松本から上高地に向かう途中、旧波田町にある温泉!

日帰り施設「せせらぎの湯」がありますが、

そこから浅間温泉まで20km以上の距離を運んできていたのです。


浅間温泉にある旅館なのに、源泉が浅間ではないとは!

でも、ここで竜島温泉に入れるのも、ま悪くないか・・・


日帰りで利用できるのは内湯だけですが、宿泊すると貸し切りの露天風呂にも入れる。

施設良し、サービス良しで、料理はわかりませんが、女将さんは美人、と良いことずくめ。

源泉掛け流しにこだわらない観光客には、間違いなくお勧めの宿だと思います。


それにしても、お会いしたかったな・・・(笑)