「セレンディピティ」(Serendipity)という単語は、ちょうど今頃の時期に相応しいのではないか?そんなことを思う。
「セレンディピティ」はちょっと昔の映画のタイトル、国内のCM(JR?)で流れていた曲の歌詞、また時々聞く地元ラジオ局の番組のタイトルにもあるようだ。
辞書を引いてみると…、「セレンディピティ」とは「思わぬ発見をする才能。掘り出し物を見つける才能。」を意味するようだが、その由来は何処にあるのか?「セレンディピティ」という単語の発音からは「麗かな、澄んだ、穏やかな」の意味の形容詞sereneや、原子番号34、元素記号Seのセレン(selenium-こちらは綴りから明らかに違う!)などが思い浮かぶが、実はペルシアのお伽噺『セレンディップの三人の王子たち』が起源となっているようである。
セレンディップ(Serendib)とはセイロン(現スリランカ)の古称で、そのお伽噺とは、父である王の命により旅に出た3人の王子が、途中で出会う様々な難問を次々と解決して最終的に思いもよらない幸運を手に入れるという物語である。
http://serendipity.or.jp/what.html (一般社団法人「日本セレンディピティ協会」HPより引用)
因みに英英辞典のSerendipityの定義は以下のようになっている。
Serendipity is the luck some people have in finding or creating interesting or valuable things by chance.
「人が偶然に面白いものや価値のあるものを発見したり、創作したりできる幸運(能力)」
今まさに進学、就職、転勤など旅立ちの時期。やはり今にぴったりの言葉である。
https://www.youtube.com/watch?v=PxuWuugQZVI
(倉木麻衣「Serendipity」-YouTubeより引用)