今年3月に建替えのため全てのテナントを撤退させ、休業に入るとしていた五反田の名物商業ビル「TOC(東京卸売センター)」。

そのため東急バスが受託運行していたシャトルバス「TOCエクスプレス」も、同月末限りで運休を余儀なくされていたものですが、何と何と、建設費高騰に伴い建替えそのものを延期にするということで、現行のビルのまま今年9月から営業再開するとのことです。

 

ソースはこちら↓

 

 

そこでこちら。

「TOC EXPRESS」の表示を出した東急バスですよ。

 

LEDのため切れているが「TOC EXPRESS」を表示している

 

側面もいただきます。

 

側面にはTOCのロゴが

 

このロゴ、非公式側の側面にもあります。

 

柵が邪魔だが仕方ない(見えるかな?)

 

リアも一発。

 

これはワンロマカラー

 

正面とリアに金色が入っていますが、これはワンロマ車のカラーリング。しかし中を覗き込む限りでは、一般車と変わりない内装でした。

 

「TOC EXPRESS」の現役時代(と言っていいのかな)は、運賃無料であり車内での運賃収受をしていなかったので、運賃箱がどうなっているのかは興味がありました。

そこで開いている前扉から望遠で撮影。

 

運賃箱に掲示物を貼り付けているだけのような

 

この掲示物を見る限り、TOCビルのテナント関係者の送迎を目的としたバスであり、この車はそれに充当されるもののようです。本体のTOCビルが休業中なのだから当たり前か。

しかしそれにしては、TOCのロゴを貼付したり、わざわざワンロマ塗装にしたりと、手が込み過ぎている感がなくもなく。もしかしてこの車、今年9月のTOC再オープンの暁には、シャトルバスとして稼働する車なのか?

それにそれに。東急バス荏原営業所といえばいすゞ車の牙城であったところで、今でも一般車では三菱車の配置がないところなのですが、この車は三菱車。車番からして他営業所からの転属車でしょう。

こうなると三菱エアロの「反01」、多摩川大橋を渡る三菱エアロを見てみたい…と思ってしまいますが、もしTOCシャトルバス専従となれば、かなわぬ夢かもしれません。

9月の再オープンのとき、「TOC EXPRESS」がどうなるのか注目したいものです。

 

【取材日 令和6年7月5日】

 

【おことわり】

当記事は07/06付の投稿とします。