快速電車で仙川から下高井戸へ。
下高井戸といえば東急世田谷線との接続駅ですが、世田谷線は地平のまま残ります。
下高井戸駅にあった高架化工事の案内看板がこちら。
パンフレットやQRコードもある
パンフレットは、04/28付のものが最新のようです。
下高井戸駅近辺の様子も変わりつつあります。
まずは橋上駅舎の上から、京王八王子方を望みます。
右の土地が更地になっている
ここは重機が土地をならしいました。
↑の写真の右側には、「下高井戸駅前市場」があったのですが、今年3月限りで全て店舗が撤退、建物も取り壊されてしまいました。ここは戦前から商店が集まり、戦後はバラックが建ち並んでいたそうで、21世紀に入ってもなお古き良き「昭和」の面影を残してきましたが、流石に時の流れには逆らえなかったようで。
更地になりバリケードに囲われている
このあたりは工事に支障するから取り壊したわけではなく、高架化工事の完成後に駅前広場を作るスペースを確保するための取り壊しのようです。以前一部が焼失した大阪十三の「ションベン横丁」もそうですが、小規模店舗が密集するエリアでは火災の危険が大きくなりますから、仕方ありません。
今度は各駅停車で代田橋へ。
突端には先客が
写真では分かりにくいかもしれませんが、下り線側には木材が敷かれて工事用の自動車が入ることができるようになっており、工事中のムードは濃厚に漂っています。
↑の写真を撮影したところで回れ右して撮影したのがこの写真。
緑の下には水の流れがある
これ、玉川上水緑道なんだそうです。水の流れも見えて、何となく阪神の武庫川駅のような印象もありますが、あちらとは川幅に歴然とした差があります。
ここから京王八王子方の部分が、バリケードに囲われています。それを駅の外の公道上からみたものがこちら。
こちらも物々しい雰囲気
地下の改札口や通路も、いかにも工事中である雰囲気が濃厚に漂っていたのですが、この時間は学校の下校時間であるためか乗降客が予想以上に多く、そちらの撮影は断念しました。迂闊に女子高生になどスマホを向けた日には、管理人のようなおっさんは不審者扱いされかねませんから
最後に、「高尾山グリーン」を撮影して締め。
まだ走ってたんだ
この「高尾山グリーン」、9年前に登場したときは管理人も追いかけ回したものですが、当初は独自の広告が車内にも貼られていたものです。現在はどうなっているのか分かりませんが。
感想。
完成は令和12(2030)年度末ということですが、果たしてどうなるか。もっとも、一部区間で高架橋が建ち始めたということであれば、一度建てばあとはハイペースで進むのではないかとも思えます。ちなみにこの年は、北海道新幹線札幌開業の予定の年とされていましたが、それは間に合わないことが発表されています。したがってこちらの方が早く完成することは確実でしょう。
他方で、完成してしまえば、それは学生時代の管理人にとっても思い出深かった、明大前駅の光景が失われるということでもあり、それは勿体ない気もしますが、鉄道施設も進化を続けるものであり、それはやむを得ないのでしょう。
このシリーズ、最後に番外編として「このとき遭遇した車両」をまとめて終了したいと思います。