今回は「鉄道本」のレビュー。実は「鉄道ファン」誌は、神田神保町の某書店でフラゲしたものだったのですが、発売日が21日なので、それまで取り上げずに来ました。
まず「鉄道ファン」誌から。
今月は「地下鉄最新事情」。最近はどこの地下鉄も新車投入などが相次いでおり、このような特集を組むのもタイムリーなことと思います。付録の「大手私鉄車両ファイル」ともども、資料性は抜群。
あまりネタバレはさせたくないのですが、1点だけ。
東急8500はまだ車籍があったんだ
これが大きな驚きでした。
次は「私鉄車両年鑑2024」。
こちらは流石「年鑑」の看板に偽りはなく、大手私鉄16社の現役車両が全て網羅されています。
そして勿論、現有車両の編成表・配置表が巻末についているのもポイント高し。
しかし…。
この編成表・配置表、会社ごとに書式がバラバラで、読みにくいことこの上なし。
あまり言いたくはないが、ExcelなどのPCソフトで作成した表などをそのままプリントアウトして製本したんじゃあるまいな? これなら、「鉄道ファン」誌の付録の方に軍配が上がるなあ…。
もっとも、これは見方の問題なので、現有車両の詳細な情報が網羅されていることがありがたいことは確かですが。
苦言めいたことも言いましたが、資料性が抜群であることは確かですので、この2冊は「買い」であると思います。