かねてから噂されてきた京成の新車・3200形について、このたび大本営発表が出ました。
京成大本営の発表はこちら。
『人や環境にやさしいフレキシブルな車両』をコンセプトに、フレキシブルに編成車両数を変更できる車両とすることで、輸送需要に見合った効率的な走行エネルギーの使用により環境負荷の低減に努めます。また、車内防犯対策や省エネルギー化、バリアフリー対応に努め、車内の安全性、快適性の向上を図ります。
詳細は、ニュースリリース資料(PDF)をご参照ください。
(京成電鉄公式より)
遂に出ました、というのが正直な感想です。
既に京成の非VVVF車は3400・3500・3600のみになりましたが、3400が8R×1、3600も6R×1(ターボ君除く)しかなく、あとは3500となります。その3500は金町線や東成田支線などで重用されていますが、編成は京成最短の4Rが多くなっています。そのため、3500の運用をどのような車両で置き換えるかは鉄道趣味界でも関心を持って見られていましたが、やはり「フレキシブルに編成車両数を変更できる」特徴を有する車両となりました。より具体的には「2両単位でフレキシブルに編成車両数を変更可能とすること」とされていて、2・4・6・8Rの各編成を容易に組めるようになっています。また、これは都営浅草線への乗り入れ対応ということでもあるのでしょうが、先頭車は中間に貫通路を設け、連結運転時に常時通り抜けを構造にするとのこと。
第一陣は6R×1が投入されるとのことですが、その置換えターゲットは間違いなくこれでしょう↓
3600の最後の6R
3600形ももう40年を超えていますからねえ…VVVF化されて車齢が事実上リセットされた「ターボ君」4Rを除いては、退役へのカウントダウンが始まった感があります。
そしてその後は、金町線などに残る3500形を置き換えるのでしょう。
追って4Rが登場するのだろう
こちらは4Rで投入することになるでしょうが、恐らく4Rを何本か投入し、都営浅草線直通運用と予備車を共通化するのでしょう。もっとも、同じ目的で中央貫通路付きの4Rで登場したものの、その後都営浅草線直通運用には入らなくなった車両が、京成のトンネルの向こう側には実在していますが(^_^;)
さて、そうなると、現在増備が進められている3100形は増備が打ち止めとなるんでしょうか?
恐らく打ち止めとなる
上記の件に関しての疑問に対する回答となり得る記事がこちら↓
これによると、
「なお、京成が今後導入する一般車両は、3200形に完全に切り替えるとのこと。3200形より前に導入されていた、2019年デビューの3100形については、成田スカイアクセス線用の8両編成7本という少数の導入で終わるようです。」
となっていることから、やはり打ち止めでしょう。
現車は来年デビューとのことですが、楽しみに待ちましょう。
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【おことわり】
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