唐木田駅で折り返しを待つ3000形。

この先は行き止まり…ではなく、車庫(喜多見検車区唐木田出張所)となっています。しかし、この3000形が停車している1番線からだと、車庫に直に入線することはできないとのこと。

 

しばらく多忙を極めていたため、更新がお留守になり失礼いたしました。

いささか賞味期限が切れた感もありますが、5月2日の小田急・京王乗り歩きの記事の続きです。

 

小田急多摩センター駅を眺めてから、管理人は唐木田駅へ。

延伸計画が頓挫してしまった京王相模原線とは異なり、こちらはまだ計画が生きているということなので、唐木田駅と突端の車庫を見に行こうと思った次第。

 

唐木田駅は2面3線と、なかなかの威容を誇ります。

 

電車がいるのが1番線

 

しかし、2・3番線は…。

 

日中は閉鎖

 

車庫からの回送列車の出入りはあるようですが、客扱いを伴うものではないので、この両線は日中は使用停止されています。

 

さて、改札を出て車庫が見渡せるところへ。

 

広い

 

海老名ほどではないものの、それなりの広さとなっています。喜多見はどうなっているのか分かりませんが…(外から見ることができないので)。

ここで注目したのは、写真奥の壁側に張り付いた2線。バラストの色などが明らかに異なります。

 

これは

 

この2線は、延伸が実現した暁には上下本線となる予定なのだとか。

 

それでは、その計画が実現することがあるんでしょうか。

計画ではJR横浜線の相模原駅を経由し、JR相模線の上溝駅まで延伸されるとのことですが、一気に上溝まで延伸すると工事費の償却の関係で採算性に難が生じる危険性があることから、まず相模原駅までの延伸を試みてはどうかという提言がなされました。

 

 

↑は5年前の記事ですが、一括開業及び部分開業の得失が要領よくまとめられています。結局選択されたのは相模原駅までの部分開業ですが、これを実行すると上溝延伸の実現が遠のく可能性も指摘されています。

ただし小田急は、唐木田以遠の延伸には今のところ慎重な態度を崩していません。

 

果たして唐木田から先、列車が走ることはあるのか。現時点では実現可能性は低そうですが…。