さて、開業1年余を経過して新綱島駅がどのように変わったのか。当記事ではそのことを見ていこうと思います。

 

電車を降りて改札に向かいます。

この駅は鶴見川をアンダーパスするため、非常に深い場所に作られており、実に地上から34.9mの深さに達するそうです。ほぼ35mですが、これは12階建ての建物よりやや低いくらいとなります(1フロア=3mとして計算)。そう考えるといかに深いか。

そのため、エスカレーターも長い。

 

結構な数のお客がいる

 

前回訪れたときは、お客はあまりいなかったのですが、やはり一部のバス路線が新綱島駅バスターミナルの方に発着することに改められたことも大きいのでしょう。

それと、日吉-綱島間を含む定期券の場合、綱島駅・新綱島駅のいずれでも乗降を可能にしたことも大きいと思われます。ただし、綱島駅と新綱島駅は同一駅とは見なされていないため、例えば東横線の菊名方面から綱島で下車して新綱島から新横浜方面へ向かうというような「改札外乗換え」はできなくなっています。

 

改札を抜けましょう。

 

あれ?

 

前回訪れたときは、手前側が切符も通せる改札機が並んでいたような気がしますが…前回は反対側から(写真の左側)から出たからか?

 

改札を出たところには、駅の案内だけではなく、バスターミナルと発着する路線の案内も掲示されておりました。

 

路線図は綱島駅発着路線と一括して表示されている

 

こちらが「新綱島駅バスのりば」の案内。

 

道路上に作られた

 

綱島駅の頭端型ではなく、道路上に設けられていて転回などが不要な構造となっています。

 

下の「綱島駅 バスのりば」は従来の綱島駅高架下のターミナル。

 

こちらは東急バスだけになった

 

前回も触れましたが、以前は綱島駅の方に発着していた川崎鶴見臨港バス及び横浜市営バスの両事業者の路線は、全て新綱島駅の方に移されました。よって綱島駅バスターミナルは東急バスのみの発着となっています。

 

南口(地上)へ出る途中、1年前はシャッターが下りた謎の入口があったものですが…。

 

これはどうなった?(以前の記事から転載)

 

こうなりました↓

 

「新綱島スクエア」の入口に

 

地上の複合ビルが完成したことで、ここも出入口として機能するようになりました。

また、この「新綱島スクエア」の出入口は、建設が進められていたタワーマンション「ドレッセタワー新綱島」ともつながっていて、同マンションの住人及び訪問者は、新綱島駅から風雨や猛暑に晒されることなくアクセスできるようになっています。

 

地上の道路などが完成したことで、以前は荒れ地の中にポツンとたたずんでいたエレベーターの出入口も、それほど不自然には見えなくなりました。

 

こちらが現況

 

1年前はどうだったかというと…。

 

建物の工事の囲いの左側にあるのが上の写真のエレベーター出入口(以前の記事から転載)

 

こうなると、1年前の姿は「仮開業」ともいえるように思います。

 

「新綱島スクエア」の隣は、まだ空き地になっていますが、ここにはかつてあった温泉施設「東京園」を復活させてもらえないですかね? サウナでも併設されれば毎週でも通いますが。

 

【取材日 令和6年4月8日】

 

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