5887.矢口渡駅で降りてみた

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「蒲蒲線」計画が俄かに具体化したことで、注目される東急多摩川線。渋谷方面からの羽田空港アクセスルートになり得るルートなので、当然といえば当然なのですが、「蒲蒲線」の新しい蒲田駅が地下化されることで、蒲田駅の1駅手前の矢口渡駅にも注目せざるを得ません。

そこで、去る7月5日、管理人は現地視察を敢行。併せて大鳥居駅なども視察、京急蒲田駅からJR・東急蒲田駅まで実際に歩いてみました。

 

矢口渡駅は、上下線とも改札口が独立しています。

こちらはかつての本設駅舎だったと思われる上り線側の駅舎。

 

以前は構内踏切があったらしい

 

下り線の改札はこちら。

 

こちらが下り線側の駅舎

 

なお、改札内では上下のホーム間の行き来はできません。これは他の東急多摩川線の途中駅も同じです。

 

まず、ホームから蒲田方を俯瞰してみます。

 

下り電車が蒲田へ向かって発車

 

このあたりから地下化するのではないかと思いましたが、地上の蒲田駅を残すのだとすれば、東横線や目黒線でやったような、直下地下方式は取れません。そうなると、分岐部を作る必要が生じますが、このあたりは建物が密集しており、とても分岐部を作る余裕はないように思われます。後にご紹介しますが、蒲田駅寄りの、池上線と合流する地点のあたりであれば、地上の蒲田駅につながる線路を単線化すれば何とかなりそうな場所はあります。

 

こちらは上り電車。

 

ここを東横線方面への10連が通る?

 

地上の蒲田駅が残るということであれば、「蒲蒲線」直通列車=東横線方面からの長編成の列車は、東急多摩川線内ノンストップかもしれません。そうなればホームの改修などは不要になりますし、7000系などの運用も狭まらずに済みます。そのあたりはどうなるのでしょうか。

 

矢口渡駅の下り方面改札口を出ると、指呼の間に環八通りがあります。

 

矢口渡駅からは至近距離

 

写真の右に行くと蒲田・羽田空港方面、左に行くと田園調布・瀬田(二子玉川)方面です。

かねてからこの道路の地下に地下鉄を通そうという「エイトライナー計画」がありますが、工事費や採算性から今のところ現実化していません。「蒲蒲線」計画の実現は、ある意味で「エイトライナー計画」の一部実現といえますが、果たしてどのような形で実現するのか。次回以降、大鳥居駅を視察した経過などをご紹介しながら、考えてみたいと思います。

 

最後に。

管理人は矢口渡駅には降りたことがなかったのですが、今回降りてみたことで、東急多摩川線での「降りたことのない駅」は武蔵新田駅だけになりました。

ご参考までにこちらの記事を↓