というわけで、磐城金山「駅」で降りてみました。
立派な駅名標がある
JR東日本の鉄道線の駅の駅名標と同じ書式の「駅名標」が、停留所の待合室上部に掲げられています。
磐城金山「駅」は、こんな感じ。まずは1枚目、磐城棚倉方面への乗場。
簡素な待合所があるだけ
かつては、この背後に「駅舎」があり、国鉄時代には手小荷物の取り扱いもしていたそうです。このあたりは流石元鉄道線、流石国鉄という感じはしますが、現在はその当時を偲ぶよすがとなりうるものは何もありません。
こちらは白河方面を望んで撮影したもの。
こちらは白河方
このあたりに、白棚線の拠点駅があったのか…と想像を逞しくしてみますが、いくら想像力を働かせても、管理人の想像力が貧困なのか、それとも周囲に当時を偲ぶ手掛かりがないからか、全く想像することはできませんでした(´・ω・`)
白河方面乗場の真後ろにあった、農協(JA)の建物。
小さいが立派な建物
これがあるということは、このあたりが旧表郷村の中心地であったことがうかがえます。
磐城棚倉方面乗場の後部は更地になっていて、一部は月極駐車場として賃貸しているようですが、その他は特に使用されている形跡はありません。あるいは、かつてここで一部の便が折り返していたりしていたんでしょうか。
2枚の写真をノーキャプションでご覧いただきますが、結構広いことはお分かりいただけるものと思います。
1枚目はバス停車位置からそのまま真後ろを見たもの、2枚目は敷地内から白河方を望んだものですが、もしかしたら正面にまっすぐ伸びている道は、かつてここに鉄道が通っていたときの「駅前通り」だったのでは? と思ってしまいました。
そしてこちらが、「駅」に建っている案内板。
「びゃっこい村 おもてごう」とある
地図の左上、従来からの白河市だった部分がホワイトアウトしているので、この案内板は旧表郷村の時代に建てられたものであることが想像できます。
そしてこの地図の中には、鉄道を示す白と黒の線が…!
これは!!
よく見るとこれは「鉄道」という意味ではなく、「バス専用道」の意味だとわかりました(^_^;)
このあとは、磐城金山1424発の磐城棚倉駅行きに乗りますが、この便がなぜか、謎の7分延。これのせいで、磐城棚倉1450発の328Dに間に合うかどうか、大いに気を揉んだのですが…。
次回は、磐城金山→磐城棚倉の行程を取り上げます。