3月29日限りで、その歩みを止めた都営バス大塚支所(正式名称:巣鴨自動車営業所大塚支所)。
その様子がどうなっているのか気になっていたのですが、閉所後間がない4月1日、仕事で後楽園周辺へ出かける用事があったため、帰りを急遽茗荷谷経由にして、大塚支所跡を視察して参りました。

既に敷地は工事用の衝立で覆われ、道路に面したところには「閉所のお知らせ」が貼ってありました。


150401_173016.jpg
遂に「コードG」が消えた

この日の時点では、奥の検修庫は残っていましたが、早晩取り壊されることは必定でしょう。


150401_172930.jpg
塀の向こう側にちょこっと屋根だけ見える

あの建物にも文化財的な価値があると思うのですが、残すのは流石に難しいのでしょうね。

衝立で覆われてしまった敷地を別角度から。


150401_172958.jpg
事務所棟は残っている

こちらも早晩取り壊しでしょう。

衝立の前では、以前は系統案内などが掲出されていた看板が、シートに覆われていました。


150401_173034.jpg
これもいずれ取り外される

末期は「都02」と「上60」しかなく、系統案内図もスカスカになっていましたが、やはり無くなるのはショックですね。

しかし、管理人が一番ショックだったのは、こちらです↓


150401_173053.jpg
バス停の名前が変わっている

ここは29日まで「大塚車庫前」という名前だったのです。それが大塚支所が閉所した30日から「窪町小学校」という名称に変更されてしまいました。車庫がなくなったのですから、停留所の名前が変わるのも当たり前なのですが、管理人にとっては、この名称変更こそが、大塚支所がなくなったことを最も強烈に実感したことです。

現在は「都02」「上60」とも巣鴨(営業所コードP)に移管され、併せてここを通る「都02乙」も巣鴨から小滝橋(同E)に移管されましたが、大塚車庫の記憶は私たちが語り継いでいくしかないのでしょう。

◇関連記事
№3049.G線上のレクイエム(営業所訪問編) 
№3050.G線上のレクイエム(車両編) 

※ 当記事は04/04付の投稿とします。