4月の恩田通信でございます。

長津田駅に着くと、到着したこどもの国線電車が大量の乗客を吐き出している光景に遭遇しました。管理人が居合わせた時間は夕方近くで、こどもの国でのレジャーを楽しんだ家族連れが帰宅の途につく時間帯ではあるのですが、それでも混雑は予想を遥かに超えていました。何かイベントがこどもの国であったんでしょうかね?

…それはさておき。

まず恩田駅で下車し、いつものとおりホーム突端から工場を眺めます。


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相変わらず8591がいる

1105はいなくなりましたが、相変わらず8591はいますね。あとは写真では分かりにくいですが、1005Fの中間車だった車両と、5050系の編成(車号不詳)です。
あ、そういえばこの8591、「訓練車」なる有り得ない表示を出していました。種別は「急行」、運行番号表示は「777」。「急行 訓練車 777運行」って謎過ぎるんですけど(^_^;)

早速駅を出て、工場全体が見渡せる高台へ向かいます。
ここには相変わらず、デヤ(派手車)が置いてありますね。


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一体どうなるの?

もうここに置かれて1年くらい経つんじゃないでしょうか?

そしてこちらが、8591とばらされた1005F。


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これもどうなるのか

8591も富山地鉄に行くのでしょうけど、まだ改造が始まっていませんね。秩父への譲渡は、8500系(→7000系)や8090系(→7500系)と機器構成などが違うので、1編成だけの異端編成となるのが確実なこの車両を引き受けるとは思えませんが…。

今日は、8500系8617Fが入場しておりました。屋外に渋谷寄りの5両が留置されていました。


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残りの5両は建屋内だろう

8617Fといえば、管理人にも思い出深い編成なんですよね。初めて東横線で営業運転を行った8500系が、何を隠そうこの8617F。ただ、当初は中間の4両に8000系をばらして組み込んでいて
、8500系は両端の8517と8617だけだったという、あたかも都営新宿線の10-300Rのような編成でした。その後何度か編成替えがありましたが、8617Fはかなり後年まで東横線に顔を出していたような気がします。

こちらが先頭車8617↓


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いつまで活躍が続く?

この編成が東横線を走っていたころは、管理人はまさかこの編成を含めた8500系が東武線を走るようになるとは、微塵も考えていませんでした。ただこれによって走行距離が爆発的に増え、老朽化も加速してしまったようで、数年前には8500系のハイナンバー車以外(8630F以前)の全面置き換えがアナウンスされました。しかしその計画は、JALの問題(東急はJAL合併前の日本エアシステムの大株主だった)とリーマンショックの問題で東急内部のキャッシュフローが怪しくなったためにうやむやになってしまいました。それで現在まで8500系の活躍が続くわけですが、基本設計はもう40年前ですから、いつまでも使い続けられるとは思えません。今後が注目されますが、さしあたっては5月ころに発表されるであろう設備投資計画は要チェックですね。

最後に今回のおまけ。恩田の車両工場前を走るY000系。


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夕日を浴びて光るY000系

Y000系ももう15年選手ですが、変わらず元気に活躍を続けています。

恩田に入場する8500系が見られるのがいつまでになるのか、来月の恩田がどうなっているのか、それを知るのが楽しみなような怖いような。

※ 当記事の写真は、全て敷地外から撮影しています。