かねてからホームドア設置工事が進められてきた、東京メトロ有楽町線。既に一部の駅ではホームドアが実際に稼動し始めています。
しかし、千川駅だけ、ホーム拡幅・改良工事の絡みがあって、ホームドア設置が後回しになっていたのですが、このほどホームドアの筐体が据え付けられ、来月8日から稼動することになりました。なお、この日をもって、有楽町線全線でホームドアが本格稼動を開始することになります。

東京メトロのプレスリリースは → こちら(PDFファイルなのでご注意)

というわけで、管理人は本日、千川駅の様子を見に行ってきました。


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確かにホームドアの筐体が

電車が来ないときには、ホームドアは開け放たれた状態になっています↓


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筐体はあるが案内表示などはない

注意書きとか案内表示などは、これから整備するのでしょうね。

ところで、千川駅といえば、隣は「あの」小竹向原。ここと小竹向原の間は、線路が複雑に入り組んでいますが、和光市方面と有楽町線とを相互に行き来する場合、副都心線の線路を平面交差で乗り越さないと行き来ができません。そこで東京メトロは、その平面交差が不要になる連絡線の建設を進めてまいりました。新木場方面行きは現在完成しています。


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外側へ分岐する線路がじかに和光市方面からつながる線路

勿論、和光市方面でも同様の連絡線の工事は進められていますが、こちらはまだ線路の敷設はなされていません。


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こちらは線路の敷設もまだ

写真の奥に黒い蓋のようなものが見えますよね。あれが小竹向原の外側線、和光市方面へつながる線路が通る場所だと思われます。

千川駅にホームドアが設置されていなかったのは、この連絡線工事との絡みで、ホームの広さが確定していなかったことが理由ですが、連絡線工事にもめどがついたことで、ホームの広さなどの仕様が確定し、ホームドアの設置が可能になったものと思われます。

さて、こうなると、予想(心配?)されるのが、

有楽町線でのワンマン運転

を実施するのかということですね。

これは大いに有り得ると思います。というか、ワンマン運転・ホームドア設置を実現させている副都心線と、有楽町線は密接な関係にあるのですから、運転面でも仕様を統一してしまった方が非常時などの対応が楽になるからです。
ではなぜ副都心線の開業時にやらなかったのかですが、当時はメトロ7000系や西武6000系などに副都心線へ乗り入れることができない編成(私はこれを『Yスクエア』と呼んでいた)が存在していたためではないかということを、以前の記事でコメントを頂戴したことがありますが、そのとおりだろうと思います。
今のところはワンマン運転まで副都心線の仕様に揃えるのかまではわかりませんが、今後に注目していきたいものです。

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