いよいよ実施まで2ヶ月を切った、東急東横線と副都心線の直通化。
それに伴って、用途廃止となる地上の渋谷駅が再開発の用地となる旨がアナウンスされておりましたが、このたび、再開発本格化までの間の地上駅の活用について、驚くべきニュースが飛び込んで参りました!

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副都心線・東横線直通化…地上の東急渋谷駅をイベントスペースに 

東急電鉄は、東京メトロ副都心線と東横線との相互直通運転開始と同時に営業が終了する現・東横線渋谷駅を、3月26日以降、期間限定のイベントスペース「SHIBUYA ekiato(エキアト)」として活用する。
現在の駅舎は1964年に誕生。長年親しまれた現渋谷駅の姿を可能な限りそのまま残し、天井高約5mという駅空間を使い、新しいエンターテインメントやニュースを世界に発信する舞台となることを目指す。
Responseから)

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あの地上の渋谷駅の跡地をイベントスペースにするとは。
別の報道によると、線路の部分には蓋をして平坦にするとのことなので、コンサートなどに活用することを想定しているのでしょうか。また、蓋がされる線路部分は、イベントの内容如何によっては蓋を開け、線路部分を露出させることもできるようになるそうです。
以前に当ブログのコメントに「地上の渋谷駅を保存できないものだろうか?」というご意見を頂いたことがありますが、このようなご意見をお持ちの方は複数おられるはず。それで、今回の活用となったのでしょうが、やはり将来的な再開発が予定されているということで、イベントスペースとしての活用は、今年の5月6日までだそうです。それ以後には解体工事が始まり、埼京線ホームの移設と新しい駅ビルの建設がなされるのでしょう。
しかし、それなら、現在の蒲鉾型の外壁、せめて新しい駅ビルのファザードとして残してもらうわけにはいかないでしょうかね。「地上の渋谷駅」を偲ぶよすがとして。

まあそれは鉄道愛好家の妄想ですが、ある意味ではその妄想を現実の形にしたといえるのが、こちらのニュース↓ 同じ「Response」から拾ってきました。

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東急、武蔵小杉駅直結のショッピングセンターが4月2日オープン、展望デッキに9000系車両側部

東京急行電鉄は、東横線・目黒線武蔵小杉駅直結のショッピングセンター「武蔵小杉東急スクエア」を4月2日にグランドオープンすると発表した。
ショッピングセンターは、武蔵小杉駅前の再開発エリア「KOSUGI CORE TOWN」内の一施設として開業し、武蔵小杉駅利用者や駅近隣住民などに「毎日の生活の彩り」を提供する。
全98店舗が出店する予定。東急武蔵小杉駅ビル1階は、ファストフードや飲食店、コンビニエンスストアなど、利便性の高い店舗を揃える。4階には、幅広いラインナップで外食ニーズに応えるレストランフロアのほか、子ども連れの家族にも喜んでもらえるよう、屋外展望デッキを設置した。3月16日から、東横線と東京メトロ副都心線が相互直通運転を開始し、武蔵小杉駅には10種類以上の電車が発着する。このため、展望デッキには、東急の9000系の車両側部を取り付け、鉄道会社ならではの意匠を凝らす。

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この「東急9000系の車両側部」とは、同系が大井町線へ転用されるにあたって短編成化される際に、抜かれた中間車の側面を切り取って、建物のファザードのように取り付けるということなのでしょう。一体どんな構造になるのか、今から楽しみです。

さらに、直通開始まで2ヶ月を切ったということで、関係路線を走る列車そのものを広告媒体にしてしまおうという、こんな宣伝も↓(引用は同じくResponseから)

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副都心線・東横線直通化…5社共同PRラッピング電車を運行

東武鉄道・西武鉄道・東京地下鉄・東京急行電鉄・横浜高速鉄道は、2013年3月16日に開始する東上線、池袋線・有楽町線、副都心線、東横線、みなとみらい線の相互直通運転をPRするため、5社共通デザインを施したラッピング電車の運行を1月21日から始める。
ラッピングで描かれる絵は、相互直通運転PRロゴマーク、時の鐘、秩父羊山公園の芝桜と所沢航空記念公園、新宿御苑、渋谷ヒカリエ、氷川丸と中華街の6種類。各路線で相互直通運転の開始についてや、それにともなってつながる各社沿線のお出かけスポットをPRする。

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いよいよ前景気が盛り上がってきましたね(^_^)
このラッピング電車は、恐らく直通開始後もしばらくの間は、そのままの姿で走ることが予想されます。東急や横浜高速のラッピング電車が地上の渋谷駅に出入りする姿は、直通開始前の貴重なショットになりそうですね。

以上、東横線~副都心線絡みのニュースを3つ取り上げましたが、いずれについても共通するのは、いよいよ直通開始のその日が近づいてきたということを実感させてくれることです。東急沿線住民である管理人も、直通開始が楽しみになりました。

しかし地上の渋谷駅と日比谷線直通が…(´・ω・`)

※ 当記事は、東急だけの話題ではないため、記事カテゴリを「鉄道ニュースネタ」としています。