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根室本線、滝川発釧路行き2429D。

滝川発は9時37分。釧路着は17時39分。つまり所要8時間2分。この所要時間の長さが日本一ということで、愛好家から静かな、しかし熱い注目を浴びています。

ちなみに、距離だけなら山陽本線の岡山-下関間の列車の方が上ですが、あちらは列車番号を途中で変えていますので、単一の列車番号で通す普通列車としては、この2429Dがまぎれもなく日本最長距離の普通列車ということになります。

滝川駅でもそれが分かっていて売り物にしようとしているのか、冒頭に挙げたようなポスターが掲げてありました。


この列車に乗るためには、札幌8時25分発の「スーパーカムイ」が実に都合が良いので、「uシート」体験料として指定席を奢り、優雅なひと時を過ごしました。


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新鋭789系1000番代が登場


本当はこの後の「旭山動物園号」でも間に合ったのですが、2429Dがある意味で最強の「ネタ列車」であることから愛好家の殺到を懸念し、この列車で滝川入りすることにしました(旭山動物園号だと乗り換え待ち時間が7分しかない)。


いったん改札を出て待っていますと、ほどなく釧路行改札開始のアナウンスがあり、管理人も改札を通ります。


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何と1両編成!


これには驚きました。

しかし、管理人にとっては座れるかどうかが一大事。恐らく管理人の他にも5人はいるであろうとにらんだ同業者ですが、彼らとバッティングしないように、何とか席を占めることができました。


発車するとすぐに函館本線から離れ、単線の路線を進んでいきます。赤平と芦別でかなり乗り降りがありましたが、これは地元のお客が多かったようです。

それにしても、この日は実に天気が良く、管理人も窓を全開にして楽しみました。


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(撮影区間失念)


10時40分ころ富良野へ。ここでは後ろに1両増結し、2両編成となります。


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「北の国から」の拠点駅


管理人はここで増結車に引っ越しました。

それと同時に、駅の売店まで遠征して「豚丼弁当」を求め、至福の味を堪能しています。


ちなみに、滝川発車の時点で5人はいると思われた同業者ですが、この富良野が目的地だったようです。彼らの多くは2429Dの乗り通しではなく、富良野駅に出入りする「ノロッコ号」や観光特急列車が目当てだったようで、2両に増えたにもかかわらず、2429Dの車内はひっそりと静まり返ってしまいました。


20分以上の大休止を経て、11時07分に富良野を発車。

ここからは狩勝峠を目指して、山を登っていきます。


車窓から見えた日高の山↓


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素晴らしい車窓ですね(^^


金山駅と車窓から臨んだ金山湖(人造湖)です↓ 2枚まとめてどうぞ。


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これも素晴らしい、北海道らしい雄大な車窓


次は、映画「鉄道員」(ぽっぽや)で「幌舞駅」として使われた幾寅駅。キハ12を再現したキハ40形のカットボディが保存されていますが、写真は撮り損ねました。


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幌舞駅です


幾寅駅の次は落合駅。この駅の次は新得駅で、狩勝峠の石狩国側の駅となります。かつてはここで峠越えのSLが多数英気を養ったと思われ、その名残の駅構内の広さが当時を物語るようです。

降りたいのは山々でしたが、ここで降りてしまうと後が大変なことになりますので…。


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落合-新得間の距離は結構長い


狩勝峠は雄大な車窓ですが、以前に起きた特急列車の脱線事故により、同種事故の防止のためか防風板が設置され、以前の雄大な車窓がやや損なわれてしまいました。者層が損なわれるのは残念ですが、これも列車運行の安全のためと思えば、止むを得ません。


新得停車時の2両目の様子↓


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乗客は管理人だけに


実はこの車両には、年配の御夫婦が乗っておられたのですが、この御夫婦が新得駅で降りて行かれましたので、この車両に乗車し続けるのは管理人だけになってしまいました。


13時50分、2429Dは十勝の中心・帯広へ。この駅では、2429D到着の5分後に池田行きの列車が発車するという変わったダイヤとなっています。これは2429Dに地元客を乗せないという配慮(?)なんでしょうか。多くの地元客は2429Dではなくそちらに流れて行きました。


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帯広駅は高架駅になっていた


この駅では30分以上の大休止となりますので、管理人も途中下車してみました。

驚いたのは、1・2番線と3・4番線とで改札口が別々になっていて、相互の行き来ができないこと。似たような作りは東京メトロ日比谷線の日比谷駅や都営浅草線の宝町駅などがありますが、まさか地方の(失礼!)駅でこんな構造がとられているとは。


2429Dの旅は、まだまだ続きます