出先で見かけた雛飾り

横浜駅の出口付近の出店です。
こちらは、最寄駅の駅ビル。
今日は3月3日で「ひな祭り」ですが、食事の際に母が「昔は毎年飾っていたのに、今は全然飾らなくなってしまったわね」と言いました。
我が家では、私が幼稚園の頃までは毎年、雛壇を飾っていましたが、小学校に上がって間もなく、父方の祖母が住むようになりその部屋を使う事になってしまったため、空き部屋がなくなり、段ごと飾れなくなってしまいました。。機会があれば書きますが、この祖母は自分の事しか考えず、そのためには他人を平気で犠牲にするという意地悪な人でした。ゆえに、私達孫も全く可愛がってもらえなかったた上に、毎年の楽しみがなくなってしまった事で、不満でたまりませんでした。
祖母(私が19歳の時に死去)が来て以来、暫くは内裏雛だけ飾っており、またいつか段で見たいと願っていたものの、それは叶わず年月が経ってしまいました・・・
そのような思い出話(?)をしつつ、母も「もし、その後も雛壇を飾っていれば、それが習慣となって、○○おばちゃま(母の姉。私から見れば伯母)の家のように、毎年飾っていたかも」と言っていました。
ちなみに母は子供の頃、学校から帰ってくると雛壇が飾られており、それが毎年楽しみだったそうです。母方の祖母(母の母)は、皆の留守中にそういう事を一人で行っていたのでしょう。
ところで、新年度から勤務する学校
(今日、事務的な電話連絡があり、少しずつ始動しているのを感じました)の面接に行った際に、事務窓口の前のショーケースのような所に内裏雛が飾られており、目を引きました。対応頂いた先生の一人にも「ご覧になりました?」と聞かれ、お褒め差し上げました。
また、最終的に不採用でしたが、その少し前に書類通過して採用試験に行った別の女子校1校は、雛壇が飾ってありました。これまで様々な学校を周ってきた中で、2004年度に勤務した共学高校で見て以来、女子校では初めてでした。
そこの集団面接で、校長先生から「駅から学校内に入って来るまでに、印象に残った事を1つ挙げて下さい」と聞かれました。生徒の態度等に関しては、並び順で先に答えた人達から出尽くしてしまった事もあり、私はこの雛飾りを挙げ「日本古来の文化を大切にされる様子が伺えた」と申し上げました。
女子校の多くはミッション系であり、クリスマスなどのキリスト教文化は重視されますが、反面、日本の伝統行事に関しては全くといってよいほど触れられません。特に近年は、生活の多様化・西洋化が進み、加えて女性も仕事を持つなど多忙になったり、不況で生活必需品ではない高価なものが買えないとか、マンション住まいが多くなってスペースが無いなど、飾らない家庭も多いでしょう。だからこそ余計に、学校などでも、自国の伝統文化に触れる機会を作ってあげるというのには、大賛成です女の子の学校で女の子のお節句を大事にする、素敵な事ではないでしょうか。
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