親方も講師もつらいよ(苦笑)
大相撲名古屋場所は千秋楽を迎えたはずですが、全くパッとしなかった!
序盤で早々朝青龍が休場し、今場所最大の注目だった琴欧州も前半で黒星が目立ち、ご当地で大関昇進後の優勝も期待しかけた琴光喜なども終盤に崩れ、白鵬が独走。早くも金曜に優勝が決まってしまった。十四日目(千秋楽の前日)に優勝が決まる事はよくありますが、2日前に決定では気抜けしてしまいますよ。。
後半は、ニュースでさえ結果を取り上げていなかった気がします。
やはり、朝青龍がいないと盛り上がりませんねぇ。対抗馬が居ないだけでなく、(何かと叩こうとする)マスコミも話題にしませんから。色々な意味で彼は存在感があると思います(笑)
今場所は3,4回、夜のダイジェストを見ましたが、いつの間にか初めて名を聞く力士が多く上がってきていました!外国人も更に増えましたね。
ところで先日、朝青龍の師匠である高砂親方が「親方はつらいよ」と題した本を出版したとワイドショーで知りました(笑)書店にもあったので少し立ち読みしましたが、結構面白かったです。
「最も手のかかった」という弟子である朝青龍との事や(昨年の騒動を含め)、ご自身の入門から現役時代そして親方としての歩みなどが綴られていました。一応リアルで「大関・朝潮」の現役時代を知っていますが、キャラクター性が強く、相撲以外のテレビ出演や漫画のネタになったりしていました。小学校時代の同級生にはファンもいましたよ(^o^)
本書では、この部屋の人々の温かさも伝わってきましたね。
そして「あとがき」の代わりに、朝青龍による「反省文」と称した親方へのメッセージが寄せられています。
私もマスコミと同様「朝青龍と師匠の関係が薄い 」などと思い、昨年はそう書いてしまいましたが、甚だしい思い違いに、横綱と親方にお詫びしたい気持ちです。第三者には分からない心のつながりがあるようで、何も知らない我々が勝手に口を挟むべきでないと。
何かと悪く言われる横綱ですが(以前は私もあの態度が好きでなかった)、彼はあれで良いのではと思うようになっています。相撲ファンには応援している人も多いですし、世間一般の非難は受け流しつつ「ヒール」に徹してまた場所を盛り上げてもらいたいものですしかし、最近の相撲を見ていると、以前のような無敵の強さではなくなったような気がします。。
気が付けば、あの騒動 からもう1年になるだなあ。この時は、琴光喜の大関昇進 もあって盛り上がったものです。
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