冥王星「降格」の波紋 | 非常勤講師はつらいよ―私学非正規教員の本音と生活向上作戦

冥王星「降格」の波紋

 コメント 下さった方、ありがとうございました。


無敵先生、夢子さん、おっしゃる事ごもっともだと思います。
宇宙という神秘的な世界。人間が簡単に到達する事の出来ない星に関して、とやかく言っては加えたり除外したりしようとするのは、傲慢にも思えます。
ただ、分野は異なれど自然科学を専門としてきた者としては、ある程度はやむを得ないという気持ちもあります。
更には、天文の知識は全くない者としては「そこまで分類にこだわらなくても」という思いもないわけではありません。
正直のところ、これらの気持ちが入り交ざり、自分もまだ考えが固まっていない、という状況です。
しかし、理科教員として今後、中3理科や高校理科総合Bなどで教える可能性は十分ありますし、自分なりに考えた事を述べたいと思います。


自然科学(理科系)の分野は、自然界の様々な事象を探求する学問だと思います。
私の場合は生物学を専攻してきましたが、これは生命のしくみを明らかにしていく分野です。それゆえ、近年しばしば聞く「バイオテクノロジー」「遺伝子」「クローン」などでは、神の作られた「命」の領域を操作する事にもなり、様々な問題も抱えています。
しかし、生命の神秘に感動し、それについて知りたいという思いはあって当然でしょうし、研究の進歩によって私達がよりよく生きる事が出来るという喜びもあります。
そう考えると同様に、宇宙の神秘に感動し、それについて知りたいという天文学者の思いも分からなくはないのです。
また、その後の発見から、新たな星も見つかったと聞きます。そうなると、これまでの「常識」では対応しきれなくなってきているという事でしょうか。
ゆえに、ある程度は明確な分類法を決めるというのは分かりやすいとは思います。まあ、今になって惑星の定義を決めるというのも、人間の都合なんですけどね(苦笑)


それと中には、冥王星があたかもなくなったかのように思っている人もいるように見受けられますが、分類がどうなろうと冥王星は「存在」しているわけです。なので、あまり深く考えない方が良いのかもしれません。


la-barmaidさん、私は詳しい事は分かりませんが、似たような星の名前もありそうですね。
これからも新たな星が発見されるとなると、ますますややこしくなるかもしれません。


Open男さん、それは十分にあり得ますね。でも、これだけ大きく取り上げられたニュースですから、しっかり記憶に残るのではないでしょうか?
しかし、これから生まれる子供は、混乱するのかな・・・?


ただ、そのおかげで今は天文への関心が高まっているようです。星空
この分野でこれだけ大きな「事件」は滅多にないでしょうから、これを多くの人々(特に子供)が星について興味を持ってもらう良い機会ととらえ、天体について学んだり観察等を楽しんだり事が出来れば良いのではないでしょうか(^_^)