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さすらいびとの徒然漂流記

ふらふら漂流するさすらいびとのように,色々な話題についてお気楽極楽,徒然なるままに…

観客は8割ぐらい。

9時前の上映にも関わらず,結構混んでいた。

 

日本で最初の新型コロナ集団感染となったプリンセス・ダイアモンド号の話。

実話ベースだが,最後に複数人の事柄を一人にまとめたりしたことや,

マスクを外して会話しているシーンも実際は異なるとの注意があった。

 

内容については概ね現実に沿っているのだろう。

現場で頑張った医療関係者には頭が下がる思いだが,

あのようになし崩し的に派遣されたのは驚き。

日本に米CDCのような機関がないことが懸念されるし,

また,現在の医者不足からすると設立しても人員の確保が出来るのかも気になるところである。

 

報道やSNSの馬鹿騒ぎとかも記憶にある感じだが,

実際に見えないといろ,報道機関内部のシーンや医療従事者の苦悩,

陣頭で関わった官僚はどこまでが事実なんだろうというところ。

 

報道機関が馬鹿騒ぎしてそれに乗じたSNSで騒ぐバカどもの影響で,

従事してくれる人が集まらなくなったりしたのは当時懸念した通り。

この手の問題は未だに解決どころか改善もしていない気がする。

 

若手官僚が法律も慣習も前例も無視して現場のためにやっていたのは印象的。

昨今の政治家や官僚のダメさ加減から,わざわざ官僚をよく描く理由もないので,

実際に似たようなことはやったのだろう。

このように現場のため,他人のために臨機応変に動く官僚はもっと増えてほしいところ。

現実は自分のため,金のために臨機応変に不正を働くゴミか,

今やAI以下のきそくをただただ実行するだけのマニュアルロボットばかりなのは残念なところ。