ってことで,SF(Science Fiction)がSNF(Science Non-Fiction)に
なったなと思った面白いネタをいくつか.
ブラックホールは本当に作れちゃう! LHC研究者が衝撃の証言
まあこの手のことを知っている人には良く知られている
Higgs bosonにやっと手に届きそうってことだね.
Higgs bosonと言うのは簡単に言うと質量を生み出す粒子で,
質量は何かって疑問に答えが出るってこと.
すると当然大質量のブラックホールの謎にも迫ることに
なるって訳.
タイムマシンとブラックホールの関連性については
色々とあるんだけど,まあ,この記事は話が飛び過ぎる
って感じかも.
「悪魔」といっても別にオカルトじゃないよ.
これは仮想的にあるいたずらみたいなことをする
生き物が居たらってことでそれを「悪魔」といったから.
で,その提唱者が電磁気学ではもっとも有名なMaxwell.
で,その「悪魔」って言うのは仕切りのある入れ物に入っている
ある気体内の粒子の中で平均よりも早いものだけを選別して
片方に入れる「悪魔」が居たら,何もないところから
エネルギーが取り出せるのではないかというもの.
「悪魔」と言うとSFかって感じるけど,例えば,ある速度以上の
粒子だけを通過させる「膜」って考えてみるといいかな.
で,それが可能なら熱平衡状態からエネルギーが取り出せる
ってことで,かなり画期的なことになる.
熱というのはエネルギーの利用がし難い形態で,
非常に効率が悪いが,逆に広くどこにでもあるといえる.
これが利用できる形で取り出せるとエネルギー革命が
起きるんだよね.
理研らがとうとう閉じ込めに成功したという「反物質」とは一体なんなのか?
「反物質」の解説はリンク先を見てもらうとして,
これが効率よく取り出せると画期的だね.
物質・反物質反応って言うのは物質から100%の
エネルギーが取り出せる.
ちなみに核反応でも50%にも満たないし,化学反応,
つまり石油などの燃焼などではほとんど微々たるもの.
もっとも,作り出すエネルギーがでかいと普段使う
エネルギー源としては無理だろうけど.
ちなみに電子や陽子の反物質は当たり前のように
素粒子実験では使われているよ.