上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか? | さすらいびとの徒然漂流記

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ふらふら漂流するさすらいびとのように,色々な話題についてお気楽極楽,徒然なるままに…

別な本をチェックしているときに面白そうな感じだったのでついでに入手.


内容は,どうして辞めてしまうのか,辞めないためにはどうするのかといったことがシンプルに書かれている.
簡単に言うと,仕事をするときにワクワクするようにするというもの.
で,ワクワクって何かというと,会社から期待されていると思えること,成長していると思えること,これらを維持し続けること.
逆に,「期待させておいて」と言うのはNGとか,何を評価するかが重要といったことについても述べられている.
また,マネージャのやることは何か,と言うことについても分かりやすく,納得がいくものが書かれています.


例であったのは,「売上」で店長を評価すると立地条件とかがいい店舗にいる人が有利で本当に有能な人が評価されず,やめてしまうというもの.
これには客単価を指標にすると本当の店長の力が分かるようになり,自分の努力とは関係のないところで評価されることがないため,モチベーションも良くなると言うもの.


また,マネージャは何をするのかと言う点について,部下の成長をさせるのが仕事だ,と言うもの.
つまり,優秀でない部下を優秀にすることが出来るマネージャが優秀なマネージャで,優秀な部下がたまたま付いて売上を達成したマネージャではないと言うもの.


基本的にはマネージャに向けたもので,本人がかつて働いていた「魚力」での経験からの話をまとめたもの.
と言っても,「魚力」の話はたまに事例として出る程度.
軽い読み物で一気に読めば一日でも読める分量.


上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?/松本順市
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