合併症の恐怖 有名人の症例 | Sasuke の食道癌 闘病の記録

Sasuke の食道癌 闘病の記録

東京都新宿区在住の 51歳 会社員。内視鏡検査で突然 「食道癌」 の診断を受ける。

食道癌手術に於いて最も恐ろしいのは、

術後の合併症、特に肺炎。


wikipedia で公開されている情報であるが、50 歳代の有名人の症例を2つ。


1.桑田佳祐


2010年 7月12日、初期の食道癌であることが発覚。
7月28日にその治療による音楽活動の休養を発表。

後者に関しては10月20日に予定されていたアルバムの発売延期、
およびライブツアー『桑田佳祐 LIVE TOUR 2010 全国への階段

~Stairway to Nippon~』の中止が決定。
その後、8月2日に手術を無事終了させ、22日に退院したことが公表された。
8月25日、13thシングル『本当は怖い愛とロマンス』発売。
12月31日、第61回NHK紅白歌合戦に特別出演し、音楽活動を再開。
ビクタースタジオ・401スタジオからの中継で

『それ行けベイビー!!』『本当は怖い愛とロマンス』の2曲を歌唱した。



2.中村勘三郎


2012年(平成24年) 5月30日、57回目の誕生日を迎え、

翌31日に平成中村座ロングラン公演千秋楽。
長期公演を無事成功させ、その後に受けた健康診断で、初期の食道癌に

罹患していることが判明したため、6月18日、
年内の演劇活動を停止し療養に専念することを発表した。


ガン公表後の7月18日に長野県松本市のまつもと市民芸術館での

『平成中村座 信州まつもと大歌舞伎』の『天日坊』千秋楽で
木曽義仲の役でサプライズ出演、そのカーテンコールで舞台衣装姿のまま登場し、

観客の声援に応えて 「必ずや松本(の舞台)に帰って来てみせます」と挨拶。

これが最後の舞台出演であり、かつ公の場での最後の姿となった。


手術は桑田佳祐と同じ執刀医により行われ、7月27日に食道がん摘出手術を行う。

一時は病棟内を歩行できるまでに回復した。


11月13日、快方に向かっていたが、9月に入り、

肺疾患が見つかったことが松竹・所属事務所ファーンウッドの連名で発表。
翌14日には、肺疾患が癌の転移ではなく、抗がん剤治療などに伴う

免疫力低下の影響からウイルスに感染、肺炎を発症したこと、

さらに、その悪化により急性呼吸窮迫症候群から肺水腫を発症し、

人工肺および人工呼吸器を使用しているなど、詳細な病状とともに、

重篤な状態であることが報道された。


12月5日午前2時33分、急性呼吸窮迫症候群のため、

東京都文京区の病院で死去。57歳没。



後者は大変に悲しい結末である。


私が術前に最も重要視したことは、肺炎の原因になる、

不必要なウイルス、細菌との接点を最小限にすること。


私の手術は 2014/12/01 であったが、

11 月は意識的に殆ど外出していない。


ポイント 5 :

術前の一定期間は肺炎の原因排除に努める。