2014 年 9月 19日(金)、胃カメラ検査で食道癌が見つかり、
何の前触れもなく、闘病生活は突然始まった。
私は 1963 年 6月生まれ、51 歳 男性、
外資 IT 日本法人の会社員である。
健康には絶対の自信を持っていた。
「人間ドック」 を年に一度程度、普通に受診しており、
体重、血圧が規定より高めゆえ、改善に努める必要があると思っていた程度で、
過去に大きな病気、入院の経験はなかった。
何年も前に某病院で局所麻酔のみの胃カメラを受診したことがあるが、
その際はゲロゲロで涙を流して大変に苦しんだ。
以来、内視鏡検査受診のハードルは非常に高かった。
一方で、
「50 も過ぎたし、たまには内視鏡検査も受けた方が なんだろうなぁ」
必要性を感じてはいた。
自宅近くの小さな病院で、麻酔で寝ている間に
胃、大腸 両方の内視鏡検査を一度にやってくれるという、
内視鏡が苦手な人に最適のサービスであった。
ワイフの紹介である。
結果として、それは神の紹介であった。
当日の検査直後、医師より以下の説明。
* 食道に腫瘍がある。組織を採取して検査に出すが、おそらく 「悪性」 であろう。
* stage は 2 程度。摘出手術が妥当という診断になるであろう。
「大手術」 となるのは必至。
* 大きな病院を紹介する。まずは精密検査が必要である。
* 1週間程度後に再び来院されたし。
9/27(土)に wife と共に再度病院を訪れ、以下の説明を受けた。
* 細胞検査の結果、腫瘍は悪性であった。
* 大きな病院の食道外科の医師と連絡がとれた。
9/29(月)、30(火) にアポイントがとれたので訪れて欲しい。
ポイント 1 :
経口の内視鏡検査が苦手という人が多いが、
麻酔でサクっと診てくれる option がある。
直後の自動車の運転、運動が不可ゆえ、自宅の近所など気楽に訪れられる病院が良い。
自覚症状はゼロ。
とにかく突然、何の前触れもなく、緊急で対処が必要という状況になる。
それはそれは大きな surprise であった。
ブッたまげはしたが、5年振りに受けた内視鏡でいきなり発見である。
100% 例外なく言われるのは、「それでもこの段階で見つかったのは超ラッキーですよ」
全く異存はない。
内視鏡検査は重要なのである。