東京八重洲T-BOXにて12月16日-27日「渡辺つぶら-お好み八百万神図-」開催します。 | 渡辺つぶらの「八百万神図」ヤオヨロズ

渡辺つぶらの「八百万神図」ヤオヨロズ

画家の渡辺つぶらです。
八百万神世界を油絵で描いたり、立体作品作っています。

東京八重洲T-BOXにて

12月16日(金)-27日(火)まで

「渡辺つぶら-お好み八百万神図-」を開催します。

 

今回は 今まで描いてきた八百万神図の中でも特に好きなアクの強い系?のカミサマたちの旧作いくつかと新作の面・立体10点を展示します。

 

奥三河・花祭りの神楽で

「牛頭天王島渡祭文」というものがあります。

 

ある時 牛頭天王は御后、七人の御子ら眷属達と共に桑の木で作った船に乗り、日本へ渡ろうとしていたら、海の中から

 

真っ赤な毒蛇が追いかけてきました。

 

牛頭天王が「お前は誰か」と尋ねると、「自分も牛頭天王の御子であり、自分だけ置いて行かれるのは納得いかぬ」と答えます。

 

お后は生んだ覚えが無いと言いますが、

赤い毒蛇は

「御子達を生んだ後の七度の後産を竜宮の

<ちさんが池>に捨てたモノから

自分は生まれたから吾も家族の一員である。」と申します。

 

御后は

「吾子と名乗るのなら吾乳飲んでみよ」と

七人の御子と赤い毒蛇に飲ませると、

乳は甘露の味で不老不死の薬となり、

 

赤い毒蛇は十一面観音の姿になり、

牛頭天王家族の一員として認められ、

皆で日本に渡って来ましたというお話です。

 

この赤い毒蛇が 蛇毒気神たどくけのかみです。

 

今回の新作の面や立体は 中央構造線の内帯に位置する「山室」の花の舞の面を見て、神楽面の素朴な力強さに感動して創りました。

 

本日は 双子座満月の日。

 

私の住んでいる所は晴れているので月がよく見えそうでたのしみです。

 

宜しくお願いいたします。