喜多方ギャラリー隠れ里にて「渡辺つぶら油彩画展-魑魅魍魎神々の世界-」開催中です。 | 渡辺つぶらの「八百万神図」ヤオヨロズ

渡辺つぶらの「八百万神図」ヤオヨロズ

画家の渡辺つぶらです。
八百万神世界を油絵で描いたり、立体作品作っています。

  またらじんまんだら

・「摩多羅神曼荼羅」
上49.5cm×145cm木 石粉粘土 アクリル絵具 
左37.5cm×106.cm右7.5cm×106.5cm共に板 油彩 
中央28cm×42cm×7.5cm木 石粉粘土2020年

摩多羅神は、最澄の弟子慈覚大師・円仁が唐から帰朝する時に感得したという護法神で、密教、特に天台宗の秘密灌頂である玄旨帰命壇の本尊として祀られています。

阿弥陀仏を本尊とする常行堂の後戸(本尊の背後の空間)に祀られ、大黒天や荼吉尼天とも同体とされ、不気味な障礙神として畏れられると同時に大いなる力があるとされました。

摩多羅神曼荼羅という仏画では、上空には北斗七星を配し、中央に狩衣を着て鼓を打つ摩多羅神の左右に丁禮多(ていれいた)・爾子多(にした)の二童子の眷属は茗荷と笹を共に持ち踊る姿で描かれます。

茗荷は女児、笹は男児の稚児の象徴として描かれ、煩悩愚痴のふるまいにより迷える衆生を救うとされました。

 

2020年に展示したときは 上部の北斗七星のイメージを七福神面に合わせました。

(ブログの7月2日記事参照。)

 

今回の個展に本来の北斗七星面を新たに創りました。


・「摩多羅神曼荼羅-北斗七星面」
     アクリル絵具 石粉粘土 2022年

 

北斗七星の星々は陰陽道・宿曜道(密教の占星術)などで十二支の守護星となっています。
「摩多羅神曼荼羅-北斗七星面・貪狼星」(とんろうせい)    子年
「摩多羅神曼荼羅-北斗七星面・巨門星」(こもんせい)    丑・亥
「摩多羅神曼荼羅-北斗七星面・禄存星」(ろくぞんせい)    寅・戌
「摩多羅神曼荼羅-北斗七星面・文曲星」(もんごくせい)    卯・酉
「摩多羅神曼荼羅-北斗七星面・廉貞星」(れんじょうせい)    辰・申
「摩多羅神曼荼羅-北斗七星面・武曲星」(ぶごくせい)    巳・未
「摩多羅神曼荼羅-北斗七星面・破軍星」(はぐんせい)    午


神仏習合の八百神の世界をお楽しみください。

 

喜多方ギャラリー隠れ里にて

10月15日-23日まで開催です。

10時-17時まで

 

「渡辺つぶら 油彩画展

        -魑魅魍魎神々の世界-」

 

10月15日(土)-23日(日)

 

ギャラリー隠れ里

〒966-0022

喜多方市熊倉町雄国隠里丁507-4

tel:0241-23-1638

 

よろしくお願いいたします。