「宇浮絹の鎧」連作 (その三、その四)  油彩・キャンバス F10 F30 | 渡辺つぶらの「八百万神図」ヤオヨロズ

渡辺つぶらの「八百万神図」ヤオヨロズ

画家の渡辺つぶらです。
八百万神世界を油絵で描いたり、立体作品作っています。

「宇浮絹の鎧」うぶきぬのよろい 連作 油彩・キャンバス 

 

宇浮絹とは胞衣(胎児を包んでいた胎盤等)のことです。

 

奥三河の陰陽道系の祭文の「大土公神祭文」(だいどくうじんさいもん)の中で、

 

第五子の五郎の姫君は、胎児の時に父王から数々の宝物と共に「宇浮絹の鎧」を譲られます。

 

姫宮はその鎧を身に纏い、兄王子達に戦いを挑んでいくという

お話を元に イメージした作品です。

 

その一からその八までの連作です。

 

 

「宇浮絹の鎧」うぶきぬのよろい(その三)      

 油彩・キャンバスF10 2008年

濁った水の中から出てきたのは 蓮の葉でした。

 

  ↓      ↓      ↓      ↓    

 

「宇浮絹の鎧」うぶきぬのよろい(その四)      

 油彩・キャンバスF30 2008年

 

蓮の葉は どんどん開いていき、

水中の大地の女神の腹の中でも、蓮の葉の様な胞衣(胎盤)が どんどんマトリョーシカの様に 入れ子式に広がっていきます。