今日は海の日「淡島明神曼荼羅・淡島明神図」 油彩・キャンバス 72.7×91.0 2022年  | 渡辺つぶらの「八百万神図」ヤオヨロズ

渡辺つぶらの「八百万神図」ヤオヨロズ

画家の渡辺つぶらです。
八百万神世界を油絵で描いたり、立体作品作っています。

「淡島明神曼荼羅・淡島明神図」

油彩・キャンバス 72.7×91.0 2022年 

 

今日は海の日ということで、海関係のカミサマです。

 

 

淡島さまは 元は 海のカミサマの住吉大神の妻でしたが、

婦人病にかかり離縁され、海に流されたのち、女性の守り神になった 日本独自の民間信仰のカミサマです。

 

ご利益は女性向けの婦人病平癒、手術成功、良縁、子授け、安産、厄除等があります。

 

淡島さまの周りには 家紋が顔になった女性たちが海にいます。

 

世間という荒波にもまれ、家というものを背負ってきた、ご先祖の女性たちに 感謝の気持ちで描きました。

 

昔は 婦人病にかかると、病院などないので 淡島さまに

足が出た襦袢姿の絵馬(下半身=下の病)を奉納し、祈願をしました。

 

ご先祖の女性たちは 子供が産めないと石女(ウマズメ)、

跡取りの男子を産まないと離縁とか、今だと考えられない様な理不尽な目にあってきました。

 

海は 命のゆりかごと言われます。

 

全ての女性たちに 感謝とエールを!