「猿田彦命図」 油絵・キャンバス 18.0×18.0 2017年
猿田彦命は日本神話で重要な天孫降臨の場面に出てくる導きのカミサマです。
天界の天照大神は孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)一行を今の日本である葦原の中津国を収めるように遣わしますが、行く道の辻に見慣れない姿の神がいます。
鼻が異様に長く身長2メートルもあり目は赤く八咫鏡の様に光る、あまりにも異様な姿で無言で立ち尽くす異形の謎の神。
御付きの天鈿女命が「貴方は何者か」とポロリとおっぱいと性器を見せると、自分は国つ神(地上の神)で猿田彦命と、道案内をするために来たと名乗り、筑紫の日向高千穂の峰まで案内しました。
猿田彦命はその後天鈿女命と結婚して、伊勢の狭長田五十鈴川上の地へ行きます。
阿耶訶で、漁しようと海に入り、比良夫貝に手をはさまれて海中に沈み溺れて死んでしまいます。
猿田彦命はその姿から天狗であるとか天照大神以前の土着の太陽神であった等 謎の多いカミサマです。
猿田彦命と天鈿女命が天狗とおかめのモデルになったともいわれています。
