「宇賀神弁才天曼荼羅図」 油彩 キャンバス F30 2017年
弁才天はインドの川の神様サラスヴァーティが仏教に取り入られ、芸術や金運の神様として信仰され、中世では戦闘の女神としての信仰も集めました。七福神の中の紅一点としても有名です。
頭に乗っているのは 翁顔の白蛇姿の宇賀神です。
日本独自のカミサマで 穀物のカミサマと言われています。
中世になると 弁才天が宇賀神と合体して 宇賀神弁才天が生まれます。
私の大好きな仏像である浄瑠璃寺の吉祥天女像を納める厨子の扉に弁才天と眷属が描かれた曼荼羅図があります。
この曼荼羅図を私なりに作品にしました。
左上の八大夜叉神の一員の宝賢大将、右上の二十八部衆の一員の散脂大将、右下の鬼子母神とも呼ばれる子沢山の訶梨帝母、
左下の大地を司る堅牢地神の眷属達に囲まれた弁才天は大笑いをしています。

