私たちが毎日のように見ており、経験していることは、「人は、造り主によって、どんどん変えられて行く」という事実です。
小学校低学年の頃にパソコンを与えられ、特殊なプライドがあることから、人付き合いをほとんどせず、ポルノに熱中するようになり、人を殺しまくるゲームに熱中するようになって、毎日ジャンクフードばかり食べていた20代後半の青年。
当然ながら、いくつかの悪霊が取り憑いていて、結果として、極度の対人恐怖症がある。知らない人と話せない。人混みの中に入っていけない。人が怖くて、いつでもビクビクして生きている。
人が怖いから仕事も長続きしない。誰とも心を打ち解けて話せない。
しかし、ある時から聖書を読み始めた。イエス・キリストの救いに気づいた。悪霊から解放されるということもわかった。
そうしてこの教会にたどり着いて、LINE電話で、相談をするようになった。
展開があり、この教会で暮らすようになった。
毎日の生活リズムが崩れている子だった。ジャンクフードをたくさん食べる。そうした生活のリズムと食生活を、叱られながら、怒鳴られながら、だんだんと正して行った。
対人恐怖がだんだんと薄れて行った。
笑うようになった。
一緒に食べるご飯をおいしいと言うようになった。
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働く意欲が湧いてきた。
履歴書を書かなくても採用してもらえる勤務先を見つけた。
毎朝5時台、早い時は4時台に起きて行く職場。これまで経験したことのない肉体労働。しかし、大切な仕事だと考えて、毎日一生懸命にやっている。
一ヶ月経ち、二ヶ月経つと、だんだんと責任感も芽生えてくる。
神に感謝する気持ちも培われて来る。
あれだけ繰り返していた「自分は孤独です」が、出なくなった。
ジャンクフードを食べなくなり、健康な食生活を送っているうちに、体も元気になってきた。
ステパノのような微笑みがいつも漂うようになった。
話をするようになった。
対人恐怖は全く消えてしまい、職場でも仲の良い人が何人か出来て来た。
母親ともよく電話で話すようになった。
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先日、うちの教会では、この教会で水のバプテスマを授けられた兄弟姉妹7名全員で、福井県の水晶が浜という海水浴場に出かけました。
その時の各自のはしゃぎぶり。
それこそ子供に戻ったかのような、内から自然にあふれる楽しさ。
この20代後半の兄弟も、実は、本格的な海水浴は初めてで(子供時代は引きこもっていましたから)、海水に浸かることから、海で遊ぶことから、等身大の”ジンベイザメ”に乗っかることから、初体験ばかりでしたが、大いに楽しんでいました。
このように、人はどんどん変えられて行きます。
それは、イエス・キリストを信じる信仰によって、人間を何もない所からお造りになった創造主=天の父が、その人の本当の父親になって下さることによって起こります。半年もあれば、大きく変えられます。1年経てば、誰の目から見てもはっきりと変えられています。
そういう、人間が、どんどん変えられるというのは、本当の神にしかできないことです。
本当の神とは、人間の創造主であられますから、どんどんその信じる人を変えるということが、おできになる方です。
聖書全巻を通じて、この神の働きが書かれています。
この本当の神に、御子イエスが唯一のまことの神とおっしゃった方に、イエス・キリストを信じる信仰によって、結び付けられるのです。