パーソナリティ障害と悪霊 - 悪霊の追い出しアップデート(6) | イェホシュアのイスラエルの信仰と証し

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1世紀のイエスの弟子たちの初代教会が回復したイスラエル教の教会(エクレシア)であるイェホシュアのイスラエル

Courtesy of Elke Mader

 

 

悪霊の問題は多くの人達において、パーソナリティ障害となって現れてくるということも言えそうです。

これは私の奥さんも納得しているので書くのですが。
妻には「境界性パーソナリティ障害」があり、悪霊の問題が、境界性パーソナリティの症状となって現れている格好になっています。

妻の悪霊の追い出しは、まさにロングストーリーであり、悪霊の追い出しにまつわる、ありとあらゆることがありました。現在では、よく笑い、近所の方々とも朗らかに会話をし、実家の父母とも良好な関係が築けていて、主イエス・キリストにある平安や自由を楽しむ、すばらしいクリスチャン生活を送っています。一方で、時々、境界性パーソナリティ障害に固有の、ある意味、別な人格が出てくる状況も出現します。

ある時、私が持っているAmazon Fireのタブレット端末で、電子書籍リーダーKindleの中を覗いていて、無料で読める本の中に、岡田尊司著「パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか」(PHP)がありました。興味を持って読んでみると、そこの「境界性パーソナリティ障害」の章に書かれてある症状が、まったく妻の症状と100%一致していて、非常にびっくりしました。その時は、妻の悪霊の追い出しに携わって半年以上経っていました。繰り返される現象に、手を焼くということはありませんでしたが、その「繰り返されること」そのものに、根底となる悪霊ないしサタンが潜んでいるのだということは、よくわかりました。

その繰り返される現象が、岡田尊司著「パーソナリティ障害 いかに接し、どう克服するか」に、そのまま、100%、正確に書かれていたのです。偶然読んだ本に、妻の、ほぼ全ての出現パターンが書いてあったので、本当にびっくりしました。今から振り返れば、この本との出会いも、イエス・キリストが執り成して下さって、天の父の御業として起こったことだと理解しています。新約聖書に記されている、しるし、不思議、に相当する出来事です。



この本には、パーソナリティ障害の10の類型が細かく記されています。悪霊の追い出しに携わって、多数の事例を見てきた者として言うと、ほとんどの悪霊が憑いている人の問題は、パーソナリティ障害の10の類型のいずれかに当てはまりそうです。

悪霊の問題は、精神障害と、パラレルになって現れます。統合失調症として現れることもあります。いわゆる躁鬱として現れることもあります。極度の鬱となって現れることもあります。それと同様に、より、程度の軽い、パーソナリティ障害となって現れることもある、ということのようです。

私は精神科医ではないですから、精神障害を診断する的なことは、一切しません。しかし、そこに現れている、「繰り返される行動パターン」は、はっきりと見ます。

悪霊に憑かれている方の半数程度は、すでに精神科医に通っている、あるいは過去に精神科医に診てもらったことがある人です。そこで診断された病名は、精神医学的に見れば、そうした病名として分類されるものなのですが、同時に、聖書の観点で見れば、無数にバリエーションがある悪霊どもの、どれか、ないしは、複数が、その人の霊と魂(心、ないし、思考)に住み着いている、一言で言えば「悪霊憑き」の問題である、ということも言えるのです。



「パーソナリティ障害」の元々の英語表記は"Personality Disorder"です。これは、別な日本語を当てれば、「人格障害」です。

悪霊は、その人の人格を捻じ曲げ、悪霊固有の色合いに染め上げます。悪霊が憑くと、その悪霊によって思考し、その悪霊によって行動するようになります。結果、その人の人格は、その取り憑いた悪霊の性格を強く反映したものになっていきます。

非常にわかりやすく言いますが、殺人の霊が取り憑くと、その人は殺人者的な思考をし、殺人者的な行動をするようになります。殺人の霊は、例えば、殺人を繰り返し繰り返し行うゲームを毎日やり続け、それが数年続くといったことがあると、その人に住み着くようになります。

淫乱の霊が取り憑くと、その人は、常軌を逸したセックスのことばかり考えるようになります。来る日も来る日も、朝から晩から、そうした異常なセックスのことばかり考え、ネットを漁り、色々のポルノ動画を見て、マスターベーションを繰り返します。また、ネットのSNSで、同じ趣味嗜好を持った人を見つけ、コミュニケーションを行い、ある時、一線を超えて、その人と会い、そうしたセックス行為を行うようになります。そうして、それが中毒のような状況となります。しかし、そうした関係が長く続くことはありません。決して、長く続きません。双方に巨大な心理的ダメージがある展開となり、関係は破綻します。そうして人格がゆっくりと崩壊して行きます。しかし、その淫乱の霊は諦めることがありませんから、また、ゼロから、同じ行動を繰り返して、同じような人を見つけ、その人との異常なせい行為を繰り返すようになります。そうして関係が破綻し、人格がなお一層崩壊します。そうして、その人は、精神科医のお世話になって、精神病院に入院して、入退院を繰り返すようになるか、犯罪を犯して刑務所に入るようになるか、ほぼ、そのどちらかとなります。



そのようにして、悪霊は、人格をその悪霊の色に染め上げ、その人を、そうした悪霊の人格にします。

パーソナリティ障害、詰まるところ、人格障害も、悪霊がその人の人格をそのようにしたのだ、と解釈すると、ほぼ辻褄が合います。

なお、このことは、すべての人のパーソナリティ障害が、すべて悪霊に起因するものだと言ってはいません。パーソナリティ障害の一部は、悪霊から来るものであり、その場合にはそうだと申しています。



パーソナリティ障害のほとんどは、親の育て方に原因があるということが、岡田尊司氏の著書に書いています。そうして、その問題は突き詰めると、「愛着」の問題ということになって行きます。岡田尊司氏は「愛着」の問題についても複数の著書を書いています。私もこれから読んで勉強しなければならないと思っています。

悪霊の問題は、ほぼすべてが、親の問題です。そうして、その親の問題は、さらにその上の世代の親の問題です。旧約聖書には、偶像崇拝の問題が三代、四代下にまでとがが及ぶと書いてありますが、まったく、その図式が、ほぼすべての悪霊の問題を抱える人に、見られます。必ず、仏教の、あるいは神道の、あるいはそれから派生した新興宗教の、あるいは、常軌を逸した異常な信心の人が、上の世代にいて、それが三代四代下にまで、霊的な悪い影響を与え(その人は自覚していません)、そうして、それが子供の世代に出て、幼い頃からマスターベーションを繰り返す子供となって、それが長じてポルノに異常な興味を抱かせることとなったり、占いやありとあらゆるスピリチュアルに興味を持って、小学生の頃から呪いや占いや呪文やパワーや人のコントロールなどを行う人となって行きます。結果、複数の悪霊がその人に住み着くようになります。

 

岡田尊司氏が言う親と子の「愛着」の問題は、親の側の、家系から来る悪霊の影響による、未熟な親、スキンシップができない親、まともなコミュニケーションができない親の問題であり、これが、子供を後々に悪霊を住み着かせる行動パターンに追い込みます(ゲーム、ポルノ、占い等)。そうして20年程度が経過し、その子供は、悪霊に影響された人格を持って、いわば、聖書で言うサタンの奴隷となって生きるようになります。

そうした人を、主イエス・キリストが、その名と権威によって、解放するのです。