悪霊の追い出しアップデート(3) - 仏教の諸仏の影響 | イェホシュアのイスラエルの信仰と証し

イェホシュアのイスラエルの信仰と証し

1世紀のイエスの弟子たちの初代教会が回復したイスラエル教の教会(エクレシア)であるイェホシュアのイスラエル

Courtesy of Elke Mader

 

本当の神ではないもの、すなわち、イスラエルの神であられる天の父と、御子であられる主イエス・キリストではないものから来る、霊的な縛りは、世代を超えて、苦しみが繰り返される傾向があります。

この「霊的な縛り」は、聖書の神から見て異教である神から来ます。異教の神は、その実、悪霊の追い出しをたくさんやって、その本質がわかると、「神」などではなく、黙示録の「竜」(=ルシファー)が天から落とされた時に一緒に天から落ちた御使い(英語ではAngel)であり、すなわち「霊」に過ぎないと気づきます。「神」ではないのです。「神」は「霊」よりもはるかに上位にいます。

「神」は、それが本当の神であるならば、無から有を創造します。聖書では、創世記で、天地と植物と海の生き物と空を飛ぶ生き物と地の上で生きる生き物と人間とが、何もないところから創造された経緯が記されています。「霊」は、そうした創造を行いません。

「霊」は漂うだけであり、聖霊でない「霊」は、支配する意図を持って人に入り、その人を支配し、ひいては、その国を支配します。しかしこれは、聖書に記されている聖書の神のストリーでは、最終的に滅し尽くされますから安心です。ハレルヤ!

○異教の神は崇拝されることで逆に支配する


異教の神である「霊」は、崇拝されることによって「支配」します。その地域を支配するということを行いますし、国を支配することもよく行われています。インドなど植民地を世界中に設けてそれらの地域/国を支配した大英帝国、The United Kingdom of Great Britainでは、霊的な図式として、神官と奴隷の二階層から成るドルイド教が現在でも息づいており、そのドルイド教の目に見えない霊的な実体が、過去には、インドを支配し、オーストラリアを支配し、南アフリカを支配したということがあります。2018年にロンドンに2ヶ月滞在した際に、今も英国に息づいている支配的な霊(極めて邪悪な霊)を実感しましたし、それを滅ぼす祈りをしました。

太平洋戦争当時の日本では、日本神道の神が、日本国と日本人を霊的に(目に見えない形で)支配し、その支配の図式をアジアに広げようとしました。天皇が現人神となった文脈。神道が国家神道となって聖域となり、例えば当時のキリスト教会で国家神道のアイテムである宮城遥拝や御真影への最敬礼が強制されたこと等々。また植民地であった朝鮮で国家神道が強制され、神社が設けられ、同じく宮城遥拝や御真影への最敬礼が強制されたこと。これもまた「霊」による支配です。異教の神は、崇拝されることによってその地を支配し、その国を支配し、そこにいる人々を支配します。

○諸仏の大元はヒンズーの神々

日本で現在、悪霊で苦しんでいる人のほとんどは、その人の家系において代々崇拝されてきた(=霊的な影響を強く受けてきた)仏教の諸仏のいずれかが霊的に災いして、複数世代にまたがってその「支配」を受け、そうして、現在の世代が霊的に苦しんでいるという図式があるように思います。

日本で大日如来として知られている中国経由でインドからやってきた神の大元はヒンズーの文脈にあるマハーヴァイローチャナ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Vairocana


阿弥陀如来はアミターヴァ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Amit%C4%81bha
 

不動明王はアチャラナータ。ないしアチャラ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Acala
 

観音菩薩はアヴァローキテーシュヴァラ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Avalokite%C5%9Bvara
 

鬼子母神はカーリ。ヒンズーの三代神の一柱シヴァの妻。パールバティの別な姿。
https://en.wikipedia.org/wiki/Kali
 

大黒天はマハーカーラ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Mahakala
 

地蔵菩薩はクシティガルバ。
https://en.wikipedia.org/wiki/K%E1%B9%A3itigarbha
 

弁財天はサラスヴァティ。
https://en.wikipedia.org/wiki/Saraswati

ヒンズー教の三大神であるシヴァ、ビシュヌ、ブラーマや、ヒンズー教の女神ドゥルガーなども仏教的な崇拝対象のいずれかに隠れて、日本にやってきています。ドゥルガーはカーリよりもなお恐ろしい、凶悪な女神です。図像を見れば、おおよその推察ができます

小職がこうしたヒンズーの神、中でも、シヴァ(密教におけるMahakala)、カーリ(鬼子母神)、ガネシャ(歓喜天)、クリシュナなどが「わかる」のは、二十歳の時にインド旅行をして、ドラッグから来るある種の宗教体験(異教の神々に取り囲まれるような体験)をしたことがあり、後日、その中身を解きほぐすためにヒンズー神話をかじったという経験があるからです。

 

今から思えば、そうしたヒンズーの神々に取り囲まれた経験が、そうした神々が悪霊となって人々を苦しめている状況から、主イエス・キリストの名と権威によって解放する際に役立っています。「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださる」、そのままです。ハレルヤ!へり下って、感謝します。

こうしたヒンズーの神々が、中国経由で仏教の諸仏のいずれかとして日本にやってきて、拝まれることで、その地域や人を支配します。聖書によれば、偶像崇拝は三代下、四代下まで「咎(とが)」となりますから、その霊的な悪影響は複数世代にまたがります。

 

「わたしは、あなたをエジプトの国、奴隷の家から連れ出した、あなたの神、主である。
あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。
あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。
それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、
わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。

出エジプト記20章

○上の世代が拝んだものが悪霊となって下の世代を苦しめる

例えば、自分の上の世代、ないし上の上の世代が、子供を堕胎した、ないし死産した等で、鬼子母神を拝むということを積極的に行っていた場合、鬼子母神の背後にいる神、その実、霊であるカーリがその人に入り、そうして、その下の世代にカーリにまつわる霊的な悪影響が出て、その方を苦しめるということがあります。

このように異教の神=イスラエルの神(天の父)とイエス・キリストとに敵対する霊は、拝まれることで、その人に入り、複数世代にわたって支配するということがあります。

先代が鬼子母神を拝んでいるケースでは、カーリのキャラクターがその人において出てきて、女性の突発的な理不尽な怒り、突発的な暴力、配偶者の男性に対する支配・暴力・悪口等々になって現れることが、一種のパターンとしてあります。カーリは図像を見ればわかるように、刃物を振りかざして旦那であるシヴァを制圧してその上で血まみれになったダンスを踊るような凶悪な女神です。そのキャラクターが、その人において、悪霊の障りとなって現れます。これは、主イエス・キリストの名と権威によって、追い出さない限り、解消しません。

同様に、先代が弁財天を拝んでいるケースでは、サラスヴァティの属性である白蛇が、一種の悪霊となって、下の世代に悪さをするということもあります。白蛇が、目に見えない形でその人を縛り、苦しめます。また、白蛇に限らず蛇一般は、インドのクンダリーニヨーガに見られるように、人の超能力開発と関係していますから、先代が弁財天を拝んでいた人は、ある時からスピリチュアル系の能力開発に没入し、それによってまた諸々の悪霊が入るということになりかねません。

先代が密教系の信仰を持ち、真言や陀羅尼を唱える信仰生活を行っていた場合、密教の本尊である不動明王アチャラナータのキャラクターが下の世代で出てきて悪さをするということもあります。アチャラナータは忿怒、強い憤りです。威圧する憤りです。これが男性に出れば、周囲の人を寄せ付けない憤りの人として一生を送ることになりかねませんし、これが女性に出れば男性の配偶者や家族を悩ます憤りの強い母親になりかねません。

また真言や陀羅尼は、欧米の言葉で言うWitchcraftであり「言葉を唱えることによって対象をコントロールする呪術」です。これに慣れ親しむと、呪術にまつわる悪霊がやってきて、その人に住み着きます。より多く相手をコントロールするようになり、より多くそうした技法を身につけます。政治や経済や芸能界などで主導的な役割を果たしている人には、そうしたものが根底にあることがあります。