「自殺をすること」に影響されないために | イェホシュアのイスラエルの信仰と証し

イェホシュアのイスラエルの信仰と証し

1世紀のイエスの弟子たちの初代教会が回復したイスラエル教の教会(エクレシア)であるイェホシュアのイスラエル

Shai Barzilay

 

 

 

今日、有名な若手俳優・三浦春馬さんが自殺をしたという報道がありました。私にとっても大変にショックでした。

三浦さんに、安らかな眠りがありますように、お祈りいたします。

この投稿は、「自殺をすること」を考えながら、色々とネットの文書を探したり読んだりしている方々を想定して書きます。



「自殺をすること」の考え方には、一種の固着性があり、つまりはその人にある種、取り憑いたようになって、何度も繰り返し考えさせる特性があります。

また、「自殺をすること」の考え方には、ある種の伝染性があり、人やメディアや書いたものなどを媒介として、人から人へと伝染していく特性があります。

これは私が若い頃に、ある自殺を美化する風がある昭和期の小説家の小説を何作品も読んで、私自身が「自殺をすること」の考え方に囚われてしまった経験があるので、よくわかるのです。その頃は何度も何度も「自殺をすること」を考えていました。その考えに凝り固まってしまうのですね(固着性)。
また、その作家には「やはり伝染性がある」としか言えないような引き込む力があり、よく読まれていましたし、私もそれに影響された格好でした。(これを書きながら思い出しました。ゲーテのある作品でも同じ現象があったという記録があります)
また、その後、かなり精力的に学んだユング心理学のユング自身による著書でも、多数の症例を元に、人の心理にはそのような性向があると述べていたので、そうなのだろうと思います。

さらに、8年前から、聖書に基づく悪霊の追い出し(これは自分自身が必要としていたことでした)について色々と情報収集をするようになり、専門家にやってもらい、自分でも学びました。2017年後半にこの分野が専門のカナダの牧師から直接手ほどきを受ける格好になって、聖書で言う悪霊とはどういうものか、それはどのようにして影響を排除できるのかということについて、現在では明快な見解を持っています。また広い意味での祈りによって対処する術も学びました。

その知見を基にしても、「自殺をすること」には、一種、引っ張る力が働くということは、言えると思います。つまりそこには目に見えない霊のようなものが渦巻いていて、引き込む力が働くことがあります。

従って、それに影響されないためにはどうすればいいか?それに引っ張られないようにするにはどうすればいいか?ということを、かなり真面目に記しておかなければならないと考えた次第です。



ポイントは「言葉」です。言葉が、自分に刷り込まれ、それが思考となり、固着していきます。なので、その大元の「言葉」から離れて、自分に寄せ付けないようにすることによって、「自殺をすること」から距離を保てるようになります。

「自殺をすること」には固着性と伝染性があるので、いったん、この考えが何かのきっかけでインプットされた人は、何度も何度も「自殺をすること」について述べられた作品なり投稿なり書き込みなり。あるいは、映画なり漫画作品なりアニメ作品なりを読んだり見たりします。そういう風にしがちになります。やはり固着性があり、伝染性があるとしか言えないのです。その根幹は「自殺をすること」に関する「言葉」が持っている、ある種の影響力です。

この種のものにはある種の中毒性と言うか、反復性があるので、何度も何度も同じような事柄を読んだり見たりすることになりがちです。

そこから脱却するには、「自殺をすること」を述べている一切の「言葉」から離れる決意を固める必要があります。決意は「自分の口で言う」必要があります。聖書の世界で言う信仰告白です。

「自殺をすること」の考えも、「言葉」からできています。そのネガティブな「言葉」が伝染性を持ち、自分を引き込む形になります。
従って、その「言葉」に対抗できるポジティブな「言葉」を「自分の口で言って」、自分自身にポジティブな影響を与える必要があります。

言葉は大事です。一流のスポーツ選手が常にポジティブな言葉を言って、自分の耳に聞かせて(耳に聞かせるのは脳にインプットすることでもあります)、自分の目に見える部分も目に見えない部分もポジティブなものにして、そうして試合に臨む。それによって勝つ。言葉にはそうした力があります。



従って、一つの例ですが、次のような「言葉」を自分の口で言って、決意を固めると良いでしょう。

「私は、ありとあらゆる「自殺をする考え」について述べられたもの、描かれたものから距離を置き、離れることを決意します!」

大きな声でなくて良いので、自分の部屋で、3度、これを口で言うと良いでしょう。

一般的に、この種のものは、何らかのしつこさを持っていますから、少し日数を置いてまた、そうしたものに引き込まれていきそうになる可能性もあります。
そうした時には再び、

「私は、ありとあらゆる「自殺をする考え」について述べられたもの、描かれたものから距離を置き、離れることを決意します!」

と3度口から出して言えば良いでしょう。

私が勧めるのは、毎日毎日これを3度口から出して、自分自身に聞かせ、自分の脳にインプットすることです。それによって、実際に、そうした考えを記したものや、描いた作品などから距離を置くことが自然にできるようになります。



ここで記したことは、実は聖書が記している「みことば」に基づく「信仰」の原理です。

信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。
(ローマ人への手紙10章17節)

個人的な希望を言うと、多くの人が、イエス・キリストの完全な救い、完全な解放、完全な自由を得て欲しいと思います。

しかしまずは、「自殺をすること」の考えから離れることが最優先事項。
それには、自分の口から出るポジティブな「言葉」で、そのネガティブな「言葉」から離れるきっかけを得ること。「言葉」には「言葉」で対処すると良いということ。そうしたことをお伝えさせていただきました。

お一人おひとりが救われることをお祈りします。